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April 09, 2006
Meatrix
ビデオジャーナリスト神保哲夫さんのブログで紹介されていたので、
ちょっとのぞいてみた。
確かにこれはかなりよくできていますね。映画を観たことある人なら一見の価値ありと思います。
これをきっかけに「なんで米国産牛肉を食べてはいけないのか」について興味がわいたので色々しらべてみたのですが、遅ればせながら随分と多くの発見がありました。
ようするに、
そもそもの狂牛病の原因は
草食動物である牛に死んだ牛の肉や内臓・骨を(肉骨粉という形で)与えるという「肉食動物への変体」&「共食い」を強要したことに原因がある(らしい)
実際に、肉骨粉を飼料として使うことを禁止してから英国では発症数が激減している
数十年前にパプア・ニューギニアで狂牛病とほぼ同じ症状の奇病で数千人が死んだが、それは現地の部族が宗教的儀式として死者の肉を食べること習慣にしたからと言われている(らしい)。
これも部族内でこの儀式がやめられるようになってから、奇病による死者は激減したらしい。
共食いは自然の摂理に反するである、ということを人間の身体自身が警告を発していたのかもしれない。
日本では肉骨粉を飼料として使うことは禁止され、海外からの輸入も禁止している。
で、なぜアメリカ産牛肉はあぶないか、ということですが、
アメリカでは、いまだに肉骨粉を飼料として与えることが禁じられていないそうだ。
牛へ直接与えることは1997年の段階ですでに禁止されているが、鶏や豚へはOKとしている。豚への飼料が牛に混ざることもありえるし、飼料製造の段階でまざることもあるらしい。また鶏や豚の糞も牛へ投与可能とされている。つまりアメリカでは間接的には共食いがいまだに行われている可能性が高い(らしい)。
また狂牛病の病原体とされるプリオンは熱に異常に強く、肉骨粉にしたくらいでは死滅せず、鶏や豚の糞になった段階でもそのまま残っている可能性がある(そうだ)。
でなぜアメリカで肉骨粉の使用が禁止されないかというと、いうまでもなく業界団体からの圧力だそうな。Mrぶっしゅ自身がCow Boy出身ですからねぇ。
またこのような現状でアメリカでは日本なんかよりも多くの狂牛病が発生している考えられているが、それが報道されていないということはやっぱりその前提事態がおかしいのではないか、とも思ったのだがそれも違うらしい。
かの自由の国アメリカでは「BSEによる牛の死亡例が増加している」といった報道をすると食肉関連企業から名誉毀損で訴えられる可能性が高い(らしい)。実際に「農産物名誉毀損法」とういものが存在し、食品の安全性に疑問を投げかけるような行為(報道)は行いずらいという現状がある(らしい)。BSEで死んだ牛の正確な数は企業や農家でしか把握できないが、それを推測も含めたな情報で報道すると莫大な賠償金が請求されるので、報道機関としてもかなり正確な情報を持っていたとしてもリスクが高すぎて報じられない、ということのようです。
と、いうわけで調べ始めたときは別に反アメリカの立場を取るつもりではなかったのですが、調べるうちにアメリカ産牛肉輸入反対の立場を取らざるを得なくなってきました。
そもそも輸入が再開されてたら吉野家に行かなければ良いというような問題ではなく、インスタンドカレーだとかラーメン屋の坦坦麺の中のひき肉とか、コンビニの弁当の中身にも注意しなくてはならなくなって、危険な肉を避けることはベジタリアンにでもならない限り難しいという状況に思えてくる。
そう思うとさっさと米国に肉骨粉の使用を全面的に中止してもらうしかない。
今のところの情報ではそのような結論にたどり着く次第です。
大前研一さんの本に「輸入禁止で誰が得をしたのか?国産牛肉の価格が高騰して儲けた国内の畜産農家じゃないか?損をしているのは誰か?高い牛肉を食わされている一般の消費者じゃないか?誰のための輸入規制なのかをよーく考える必要がある」といった趣旨のことが書かれていました(と思います)。
まぁそれも一つの視点ではあるけれど、食品の安全性をできるだけ確保するという観点とは論点がずれている気がする。結果として国内畜産業者を利することになったとしてもそれが本義的に国民の健康を守るための方法としてBestな方法であったということがわかっていればそれは結果でしかない、ということになるわけですし。
author aglogin : April 9, 2006 11:28 AM