Cisco認定資格の紹介 その1
目次
Cisco認定資格
ルータやスイッチを初めとしたさまざまなネットワーク機器ベンダの最大手が
米Cisco Systems(以下、Cisco)です。ある程度の規模のネットワークには、ど
こかしらCiscoの機器が導入されていると言ってもいいぐらいです。
Cisco認定資格は、Ciscoの機器を利用したネットワークの設計・構築・運用管
理についての知識・技術を証明するための資格です。
通信キャリアやSIerのシステムエンジニアの方々は、もう「持っていて当たり
前」なぐらいメジャーな資格ですね。
そんなCisco認定資格について、概要をご紹介します。
分野とレベル
Cisco認定資格には、次の6つの分野と3つのレベルがあります。
分野
・ルーティング&スイッチング
・デザイン
・サービスプロバイダ
・セキュリティ
・ストレージ
・ボイス
レベル
・アソシエイト
・プロフェッショナル
・エキスパート
最も基本的な分野はルーティング&スイッチングです。Cisco認定資格を取ろう
という場合は、まず、ルーティング&スイッチングの分野の資格にチャレンジ
することがほとんどです。ルーティング&スイッチングは、ネットワークのイ
ンフラの構築・運用に関わっている分野です。
デザインは、そのまま、ネットワークの設計です。
サービスプロバイダは、通信キャリアのバックボーンに関わる分野です。
セキュリティは、VPNやファイアウォール、IPSなどのネットワークセキュリテ
ィを対象としています。
ストレージはSAN(Storage Area Network)などの高速・大容量のストレージ技
術に関わる分野です。
ボイスはIP電話などのVoIP技術を対象としています。
そして、レベルについて。
アソシエイトは、初級のエンジニアです。プロフェッショナルは大規模ネット
ワークに携わるエンジニアを想定しています。エキスパートは、非常に高度な
専門技術を有するエンジニアを想定しています。
ここでは、ほとんどの方がチャレンジするルーティング&スイッチングの分野
について紹介していくことにします。
※分野については、特定技術に特化したスペシャライゼーション資格もあります。
※下記、Ciscoのサイトも参照してください。
http://www.cisco.com/web/JP/event/tra_ccc/ccc/certprog/paths/home.html
ルーティング&スイッチング
ルーティング&スイッチングの分野の資格には、レベルごとに次のものがあり
ます。
「アソシエイト」
・CCENT
・CCNA
「プロフェッショナル」
・CCNP
「エキスパート」
・CCIE Routing & Switching
下記は、CCENT~CCNPについてざっとまとめたGeneの手書きマインドマップで
す。
http://www.n-study.com/network/image/Save0026.html
次回以降で、各資格について順番にご紹介していきます。