ルータの設定の保存

初めてGNS3でトポロジを作成し、ルータの設定を中断する場合、次の手順でプロジェクトにルータの設定を保存します。

  1. 各ルータでcopy running-config startup-configで設定を保存
  2. GNS3上で[プロジェクトに名前をつけて保存]

gns3_29.png

[プロジェクトに名前をつけて保存]をクリックして、プロジェクト名を入力するとプロジェクト用のディレクトリが作成されます。プロジェクト用のディレクトリには、

  • topology.net
  • configsディレクトリ

が含まれます。
topology.netは、エミュレートするルータのトポロジを表すDynamipsのネットワーク構成ファイルです。configsフォルダの中には、各ルータのstartup-configの内容がテキストファイルで保存されます。各ルータのstartup-configは「<ルータ名>.cfg」というファイル名です。

gns3_30.png

※「Save Nvram including EtherSwitch VLAN and crypto keys」にチェックを入れると、workingディレクトリも作成されます。workingディレクトリには、各ルータのブートフラッシュやNVRAMファイルが含まれます。これらのファイルにVLANデータベースやルータで作成した公開鍵の情報が含まれるようになります。

既存のプロジェクトを開いて、設定を中断するときには次の手順です。

  1. 各ルータでcopy running-config startup-configで設定を保存
  2. GNS3上で[保存]

configsフォルダの各ルータの設定ファイルが更新されます。

ルータの設定の管理

GNS3上でエミュレートしているルータのstartup-configをインポートまたはエクスポートすることが可能です。

【startup-configのインポート】

GNS3のルータのstartup-configへインポートするための手順は次のとおりです。

  1. インポートする設定ファイルの作成
  2. インポートする設定ファイルのディレクトリの指定

あらかじめインポートする設定ファイルとして、「<ルータ名>.cfg」のファイル名を作成しておきます。そして、GNS3上で をクリックして、インポートする設定ファイルを置いているディレクトリを指定します。

gns3_31.png

ルータを再起動させれば、インポートした設定ファイルで動作します。

【startup-configのエクスポート】

各ルータのstartup-configを任意のディレクトリにテキストファイルとしてエクスポートすることができます。startup-configのファイル名は「<ルータ名>.cfg」です。GNS3上で をクリックして、設定ファイルをエクスポートするディレクトリを指定します。

gns3_32.png

GNS3でのスイッチの設定

GNS3で、C3750やC3640にNM-16ESWを搭載することでL2/L3スイッチとして利用することができます。実際のCatalystスイッチと同じ機能をフルに利用できるわけではありませんが、VLANやスパニングツリー、SVI、ルーテッドポートなど基本的な設定を一通り行うことができます。

【VLANデータベースの場所】

VLANやVTPの情報はVLANデータベースに格納されています。VLANデータベースは、workingディレクトリ内の「<モデル名>_<デバイス名>_bootflash」ファイルに格納されています。たとえば、モデルがC3640でデバイス名がR1であれば、「c3640_R1_bootflash」というファイルです。

【VLAN/VTPの設定】

NM-16ESWでは、VLANやVTPの設定はグローバルコンフィグレーションモードではなくVLANデータベースモードで行います。特権モードからvlan databaseコマンドでVLANデータベースモードに移行して、VLANやVTPの設定を行います。

----------------------------
SW1#vlan database
SW1(vlan)#vlan 10
VLAN 10 added:
Name: VLAN0010
SW1(vlan)#vtp dom
SW1(vlan)#vtp domain cisco
Changing VTP domain name from NULL to cisco
SW1(vlan)#exit
APPLY completed.
Exiting....
----------------------------

また、VLANの確認はshow vlanコマンドではなくshow vlan-switchコマンドとなります。

----------------------------
SW1#show vlan-switch
VLAN Name                             Status    Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
1    default                          active    Fa0/0, Fa0/1, Fa0/2, Fa0/3
Fa0/4, Fa0/5, Fa0/6, Fa0/7
Fa0/8, Fa0/9, Fa0/10, Fa0/11
Fa0/12, Fa0/13, Fa0/14, Fa0/15
10   VLAN0010                         active
1002 fddi-default                     active
1003 token-ring-default               active
1004 fddinet-default                  active
1005 trnet-default                    active
VLAN Type  SAID       MTU   Parent RingNo BridgeNo Stp  BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ---------- ----- ------ ------ -------- ---- -------- ------ ------
1    enet  100001     1500  -      -      -        -    -        1002   1003
10   enet  100010     1500  -      -      -        -    -        0      0
1002 fddi  101002     1500  -      -      -        -    -        1      1003
1003 tr    101003     1500  1005   0      -        -    srb      1      1002
1004 fdnet 101004     1500  -      -      1        ibm  -        0      0
1005 trnet 101005     1500  -      -      1        ibm  -        0      0
----------------------------

GNS3のバグ?

NM16-ESWを利用していると、不要なMACアドレステーブルエントリが作成されることがあります。ループ構成となり、トランクやEtherChannelの設定が正しくないときに不要なMACアドレステーブルエントリが作成されることが多いです。おそらくGNS3(Dynamips)のバグだと思われます。トランクやEtherChannelの設定をするときには、いったん、インタフェースをshutdownしてからコマンドを入力するようにしてください。

もし、不要なMACアドレステーブルエントリが作成されると、直接接続の場合でも通信できなくなります。その場合は、不要なMACアドレステーブルのエントリを削除してください。