2005年10月31日

IPマルチキャスト編その6 マルチキャストいろいろ。

こんばんは、Kyoです。
もう10月も終わりですねー。つまり私の審判(=CCIEラボ)も近づいてきているということで。
ラストスパートがんばります。

あ、ねたがまともすぎた。(笑

とりあえず、マルチキャストの最終回です。
ブログで紹介できることはそれほど多くないかもしれませんが、マルチキャストってトピックスがあるぐらいだからやはり試験では重要なわけです。

まずはPIMの残りとして

★双方向PIM(bidirectional-PIM)

RPを中心とした共有ツリーをつくります。
送信元からRPへのツリー。RPからレシーバへのツリー。
とすることによって、n対nの通信をやりやすくする、というもののようです。
ループ防止のためにDF(Designated Forwarder)を選出します。各セグメントごとに選出されるメトリックのもっとも低いルータで、こいつがRPにデータを転送する・・・後で読んでおきます(涙

設定としてはすべてのマルチキャストルータで

ip pim bidir-enable

として双方向PIMを有効にします。
あとは今まで登場したRP関係のコマンドの最後にbidirをつけるだけです。

ip pim rp-address 10.1.1.2 bidir
ip pim send-rp announce Serial 0 scope 16 bidir
ip pim rp-candiate Serial 0 bidir

ip pim bsr-candidate にはbidirは付けない模様。

★PIM-SSM(source specific multicast)

PIM-SMの進化系?です。
受信者が明示的にJOINしているマルチキャスト送信元からしか受け付けないという機能のようです。
ソースを特定するからSSMと呼ぶんですねー。またPIM-SSMはBSRは利用しません。
232.0.0.0/8の使用がIANAによって割り当てられています。
IPv4ではIGMPv3が使えることが条件です。

interface Ethernet0
ip address 192.168.3.1 255.255.255.0
ip pim sparse-mode
ip igmp join-group 232.1.1.1
!
ip pim ssm default

こんな感じで使うんだと思います。

★DVMRP

ディスタンスベクターマルチキャストルーティングプロトコル(長)はRIPのようなディスタンスベクタ型の特徴を持つマルチキャストルーティングプロトコルです。ネイバーとマルチキャストルーティングテーブルを交換していきます。そして最大の特徴はDVMRPはCiscoルータでは動作しない、ということでしょうか(笑
ip dvmrp **** みたいなコマンドはあるんですが、DVMRP自体を動作させることはできないようです。

例)
ip dvmrp unicast-routing
ip dvmrp accept-filter 0 neighbor-list 10

上:DVMRPルートの送受信を行う
下:PIMとの相互運用性を無効にする。(access-list 10 deny anyとする)

と、いうことは特にip dvmrp accept-filterを設定しない場合、PIMとDVMRPは相互運用されるですね。
PIMが設定されているインターフェイスでDVMRPのメッセージ(Probe)を受け取ると自動的に相互運用されるようです。ただ、マルチアクセスネットワークにおいてはプルーニングに不都合が起こるので以下のようなDVMRPトンネルを設定してP2Pに見せかけます。

interface Tunnel0
ip unnumbered Ethernet0
ip pim sparse-dense-mode
tunnel source Ethernet0
tunnel destination 192.168.10.1
tunnel mode dvmrp
!

★MSDP

ドメイン(AS)間のマルチキャスト通信をします。MBGP(BGMP)とは違うのかな。
各ASのRPがTCPのユニキャスト通信(ピア)でマルチキャスト情報を交換するというもの。
・MSDPピアを他ASのRPと張る。
・SAメッセージを送信するように設定する。

ピア同士はBGPなどで通信が出来るようにしておく。

ip msdp peer 192.168.10.1
ip msdp sa-request 192.168.10.1

ちなみに、PIM-SMでないといけないようです。

ここは意外とRoutingTCP/IP Volume2が詳しかったりする。

ひとまずマルチキャストはこれでおしまいです。
どうしても、ネタがかぶっちゃうんですよね。(謎

次回からは実際にラボ演習をやっていこうと思います。
手元にあるシナリオは
・今は亡きNetworkProに掲載されていたやつ
・CCIE Practice Labs(CISCOプレスの本)
・InternetworkExpert
・DoIT
なので、簡単なやつひとつずつ+難しいやつ2つずつぐらいやって、あとはポイントポイントを拾っていこうかな…と。
がむしゃらにラボシナリオをこなすのがベストではない…ということらしいですし。

ここでそのシナリオを載せてしまうと著作権にひっかかりそうなので、ここに乗せるのはシナリオを通じて得たTIPSみたいなものになりますね。あと、DLSWとかHSRPとか掲載していないネタもありますしー。

By kyo @ 11:21 PM | CCIE R&S | コメント (0) | トラックバック (0)

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