Configuring Dynamic ARP Inspection(4回目)

(所属カテゴリー:シスコ---投稿日時:2006年10月21日)

はじめに~

今回は様々な設定についてみていきたいと思います。

Configuring ARP ACLs for Non-DHCP Environments

以下の設定方法は、DHCP snoopingをサポートしていない場合や先ほど示した 図のSwitch BがDynamic ARP inspectionをサポートしていない場合の設定例で す。

注:前回示した図については以下のリンク先を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c3550/12225see/scg/swdynarp.htm#wp1038944

仮にSwitch Aのport1をtrustedとした場合、Host2からのAttackが可能になっ てしまうのでSecurity Holeができてしまいます。これを防ぐためにはSwitch A のport1をuntrstedとしなければなりません。

Host2からのARPパケットを許可するためには、ARP ACLをport1が所属するVLAN に適用します。もしHost2のIPアドレスが静的に設定されていない場合は、 Switch AにARP ACLを適用することができないため、SwitchAとSwitchBをルー タを使用してセグメントを分けなければなりません。
以下に設定例を示します。

Step1
Switch# conf t
Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Switch(config)# arp access-list acl-name
ARP ACLを定義します。ARP ACLはデフォルトでは何も定義されておらず、ACL の名前を入れるとARP access-list configuration modeに入ります。ARP ACL の最後には暗黙のdeny ip any mac anyコマンドが存在します。

Step3
Switch(config-arp-acl)# permit ip host sender-ip mac host sender-mac [log]
特定のホスト(例えばHost 2)からのARPパケットを許可するACLを定義します。
sender-ipには、特定のホストのIPアドレスを入力します。sender-macには、 特定のホストのMACアドレスを入力します。オプショナルで、logオプションを 指定できます。ACEにマッチしたパケットをロギングします。さらにmatchlog キーワードをip arp inspection vlan loggingコマンドに追加することでACE にマッチしたパケットをロギングすることができます。

Step4
Switch(config-arp-acl)# exit
ARP ACLの設定が終わったらGlobal Configuration Modeに戻ります。

Step5
Switch(config)# ip arp inspection filter arp-acl-name vlan vlan-range [static]
ARP ACLをVLANに適用します。デフォルトでは、どのARP ACLもVLANには適用さ れていません。
arp-acl-nameには、先ほど定義したARP ACL名を入力します。vlan-rangeには、 ARPを受信するVLANを入力します。staticオプションを指定した場合、ACLにマ ッチしなかったパケットは全てDropされます。DHCP binding の情報はみません。 staticオプションを指定しなかった場合は、ACLにマッチしなかったパケット はDHCP bindingを見てパケットを許可するか拒否するかを決定します。ACLの 中に明示的にdenyされているものは、ACL上でdropされDHCP bindingを見に行 くことはありません。
ARPパケットの中のIPとMACの対応付けがACLと比較されます。ACLで許可されて いる対応付けと同じ内容のARPパケットが許可されます。

Step6
Switch(config)# interface interface-id
今回の例ではSwitchBと接続されているSwitchAのインタフェースを指定します。

Step7
Switch(config-if)# no ip arp inspection trust
今回の例ではSwitch Bと接続されているSwitch Aのインタフェースをuntrusted として設定します。
デフォルトでは全てのインタフェースがuntrustedです。
untrustedインタフェースでは、スイッチは全てのARPパケットをインターセプ トします。インターセプトしたARP requestとARP responseは、その中身が正 しいIPとMACの対応付けになっているかをチェックされます。
ARP ACLを利用して中身をチェックし、問題なければスイッチのlocal cacheを 更新し、パケットを適切なあて先に転送します。
スイッチはパケットの中身をチェックして不正なIPとMACの対応付けになって いた場合はそのパケットを破棄してログに残します。

Step8
Switch(config-if)# end
以上で設定は終了です。

次回もDynamic ARP inspectionに関する様々な設定について見ていきます。

By 『Overseas and Beyond』 Koichi

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