Configuring DHCP Features(2回目)

(所属カテゴリー:シスコ---投稿日時:2006年11月12日)

はじめに

前回はDHCPの簡単な用語やDHCP snoopingについてみていきました。 今回はOption-82 Data Insertionを中心にみていきます。

Option-82 Data Insertion

住宅地でのメトロポリタンイーサネットアクセスの環境ではDHCPは加入者のIP アドレスを中央管理できます。スイッチでOption-82機能をenableにすると、 加入者のデバイスはスイッチのポートで識別できます。加入者側のLAN上にあ る複数のデバイスをアクセススイッチの同じポート上でユニークに識別できま す。
以下のリンク先にある図には、中央のDHCPサーバがアクセスレイヤでスイッチ に接続されている加入者にIPアドレスを割り当てる、メトロポリタンイーサネ ットアクセスの例が示されています。 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c3550/12225see/scg/swdhcp82.htm#wp1097982

DHCPクライアントとDHCPサーバは同じサブネットに属していないので、スイッ チにDHCP relay agentを設定し、helper addressでDHCPのブロードキャストメ ッセージを転送できるようにします。
スイッチでDHCP snoopingのOption-82情報をenableにすると以下のイベントが 起こります。

  • DHCPクライアントはDHCP requstを生成して、ネットワーク上にブロードキ ャストします。
  • スイッチがDHCP requestを受信すると、Option-82情報をパケットに追加し ます。デフォルトでOption-82情報はスイッチのMACアドレス(remote-ID suboption)、 vlan-mod-portかsnmp-ifindexのポート識別子、どこからそのパケットを 受信したか(circuit-ID suboption)を含んでいます。
    12.2(25)SEEからは、remote IDとcircuit IDを設定できるようになりました。
    これらの設定についてのお話は次回以降でとりあげます。
  • Relay AgentのIPアドレスが設定されていれば、スイッチはDHCPパケットに そのIPアドレスを追加します。
  • スイッチはOption-82が含まれるDHCP requestをDHCPサーバに転送します。
  • DHCPサーバがパケットを受信すると、サーバがOption-82対応の場合、その サーバはremote ID、circuit ID、またはそれらの両方をしようしてIPアド レスを割り当て、単一のremote IDまたはcircuit IDに割り当て可能なIPア ドレス制限などのポリシを適用できます。
    それから、DHCPサーバはOption-82フィールドの値をDHCP replyの中にその まま残します。
  • DHCPサーバはスイッチがDHCP requestをrelayしていた場合はユニキャスト でreplyを返します。クライアントとサーバが同じサブネットにいた場合、 サーバはreplyをブロードキャストします。
    スイッチはremote IDや可能であればcircuit IDフィールドを調べて、本来 のOption-82情報がinsertされていたかを確認します。スイッチはOption-82 フィールドを削除してからそのパケットをDHCPクライアントに接続されてい るスイッチポートに転送します。
    デフォルトのサブオプション設定では、上に説明した一連のイベントが発生 した場合、以下の図のexample1と2は変わりません。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/c3550/12225see/scg/swdhcp82.htm#wp1148422

circuit ID サブオプションフィールド

  • サブオプションタイプ
  • サブオプションタイプの長さ
  • circuit ID タイプ
  • circuit ID タイプの長さ

remote ID サブオプションフィールド

  • サブオプションタイプ
  • サブオプションタイプの長さ
  • remote ID タイプ
  • remote ID タイプの長さ

先の図のexample3では、ユーザ設定のremote ID、circuit IDサブオプション のパケット形式を示しています。このスイッチはDHCP snoopingをグローバル にenableにしてip dhcp snooping information option format remote-idコマ ンドとip dhcp snooping vlan information option format type circuit-id string インタフェースコマンドを入力した場合に、これらのパケット形式を使用しま す。

remote ID、circuit IDサブオプションを設定する場合、パケットの中にある 以下のフィールドの値はデフォルト値から変更されます。

circuit IDサブオプションフィールド

  • circuit ID タイプが1になります。
  • 設定した文字列の長さに応じて長さの値が変わります。

remote IDサブオプションフィールド

  • remote ID タイプが1になります。
  • 設定した文字列の長さに応じて長さの値が変わります。

グローバルにDHCP snoopingをenableにしている場合で、 ip dhcp snooping information optionコマンド、SNMP ifindex形式を設定し ていない場合、circuit IDサブオプションのポート番号のフィールドは0から 始まります。例えば、Cat3550-24スイッチで、ポート0はfa 0/1、ポート1は fa 0/2、ポート2はfa 0/3を指します。ポート24はGBICベースのgi 0/1、ポー ト25はgi 0/2を指します。

先ほどの図の各形式がどのような場合に使われるかは、以下のとおりです。

1は、DHCP snoopingがグローバルにenableで、ip dhcp relay information option コマンドが設定され、ip dhcp snooping information option format snmp-ifindex コマンドが設定された場合にこの形式を使用します。

2は、DHCP snoopingがグローバルにenableで、ip dhcp snooping information option コマンドが設定され、さらにSNMP ifindex形式が設定されていない場合に、こ の形式を使用します。

3は、DHCP snoopingがグローバルにenableで、 ip dhcp snooping information option format remote-idコマンドが設定され、 ip dhcp snooping vlan information option format-type circuit-id string インタフェースコマンドが設定されている場合、この形式を使用します。

次回もDHCPの機能についてみていきます。

By 『Overseas and Beyond』 Koichi

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