IPアドレッシングを基本から復習しましょ! その10

(所属カテゴリー:TCP/IP---投稿日時:2006年12月22日)

グローバルアドレスとプライベートアドレス

IPアドレスにはネットワークの規模(ネットワーク上のホスト数)に応じて、ク ラスA、クラスB、クラスCというクラス分けがありました。ま、このクラス分 けは無駄が多いので、より効率よくアドレスを利用するためにサブネッティン グなどがあるということは、前回までのお話です。

クラスとはちょっと視点を変えて、IPアドレスの有効範囲を考えてみましょう。 IPアドレスの有効範囲とは、どこで利用することができるIPアドレスであるか ということです。IPアドレスの有効範囲によって、

  • グローバルアドレス
  • プライベートアドレス
の2つに分かれます。
こうしたIPアドレスの有効範囲を「アドレススコープ」とか単に「スコープ」 と言うこともあります。

グローバルアドレス

まず、グローバルアドレスとは、インターネットで利用されるアドレスです。 そのため、グローバルアドレスは、世界中で重複することがないようにきちん と管理しなければいけません。グローバルアドレスの管理を行うための機関と してJPNICやAPNICなど地域ごとに定められています。
JPNICなどがISPにグローバルアドレスを割り振り、ISPがエンドユーザに割り 当てを行います。

※JPNICやAPNICなどはインターネットレジストリ(Internet Registry:IR)といいます。
※「割り振り」と「割り当て」という言葉を使い分けています。「割り振り」 はIRからISPへ、「割り当て」はISPからエンドユーザです。

プライベートアドレス

プライベートアドレスは、企業内や家庭内など閉じたネットワークで利用する アドレスです。クライアントコンピュータに至るまですべてグローバルアドレ スを設定すると、アドレス枯渇の問題が生じます。アドレス枯渇の対策として、 プライベートアドレスが定義されています。
プライベートアドレスの範囲は、RFC1918で以下のように決められています。

  • クラスA-10.0.0.0~10.255.255.255 (10.0.0.0/8)
  • クラスB-172.16.0.0~172.31.255.255 (172.16.0.0/12)
  • クラスC-192.168.0.0~192.168.255.255 (192.168.0.0/16)

この範囲のアドレスは自由に利用しても問題ありません。

※RFC1918 Address Allocation for Private Internets
http://rfc.net/rfc1918.html

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