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(所属カテゴリー:LAN---投稿日時:2007年9月30日)
Lightweightアクセスポイントを有線LANに接続して、WLCとの間にL3 LWAPPト ンネルを確立するまでのプロセスを見ていきましょう。前述のように、LWAPP トンネルを確立するためには、
の情報が必要です。
Lightweightアクセスポイント自身のIPアドレスは、スタティックにIPアドレ
スを設定することもできますが基本的にDHCPサーバから取得します。IPアドレ
スを取得したあとLWAPPのプロセスが開始されます。
IPアドレスの取得も含めたLightweightアクセスポイントをLANに接続してから
のプロセスは、次のようになります。
1.DHCPサーバからIPアドレスを取得
2.LWAPP Discovery RequestをWLCに送信してWLCを検索
WLCのIPアドレスは次のようにして取得します
もし、WLCを検索できなかった場合、Lightweightアクセスポイントは自動的 に再起動します。
3.WLCはLightweightアクセスポイントからのLWAPP Discoveryに対して
LWAPP Discover Responseを送信
LWAPP Discovery Responseには、次の情報が含まれています
4.Lightweightアクセスポイントは、JoinするWLCを選択してLWAPP Join Request
を送信
WLCの選択は次の順番の優先度で行います。
5.WLCはLWAPP Join ResponseをLightweightアクセスポイントに送信
LightweightアクセスポイントからLWAPP Join RequestにはX.509デジタル証
明書が含まれています。そのデジタル証明書が有効なものであれば、
LWAPP Join Responseを返します。
6.LightweightアクセスポイントはLWAPP Join Responseを受信してWLCのデジ タル証明書を確認して、LWAPPのプロセスが完了。LWAPPトンネルが確立される
7.LWAPPトンネルを介してIOS、設定情報をダウンロードしてLightweightアク セスポイントの起動が完了
※複数のWLCでモビリティグループを構成することができます。モビリティグ ループ内で1つのマスターコントローラを選出します。