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IPルーティング 再び その10

(所属カテゴリー:IPルーティング---投稿日時:2008年3月28日)

まとめ

ルーティングについてあらためて解説してきました。最後に全体のまとめとし て振り返っておきます。

ルーティングとは、

・最適ルートの学習
・パケットの転送

という2つのプロセスを行い、エンドツーエンドの通信を可能にします。

→「IPルーティング再び その1」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip1.html

ルーティングを行うには、ルーティングテーブルにあらかじめルート情報が登 録されている必要があります。
ルーティングテーブルのルート情報には、目的のネットワークのネットワーク アドレス、そのネットワークまでの距離である「メトリック」、目的ネットワ ークへの方向である「出力インタフェース」などのさまざまな情報が含まれて います。

→「IPルーティング再び その2」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip2_1.html

ルーティングテーブルに登録するルート情報の情報源には、大きく分けて次の 3種類あります。

・直接接続
・スタティックルート
・ルーティングプロトコル

直接接続のネットワークのルート情報は特別な設定をしなくても登録されます が、直接接続ではないネットワークのルート情報を登録するためにスタティッ クルートやルーティングプロトコルを利用します。

→「IPルーティング再び その3」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip3.html

ルーティングテーブルに登録するルート情報は、ひとつひとつのネットワーク のルート情報を登録する代わりに、複数のルート情報をまとめることもできま す。複数のネットワークのルート情報をまとめることをルート集約と呼びます。 ルート集約してもルーティングがきちんとできるように、ルーティングテーブ ル上の該当するルート情報の検索には最長一致検索を利用します。

→「IPルーティング再び その4」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip4.html

最長一致検索によるルート情報の検索は、まずルート情報のサブネットマスク までのビット数をチェックします。パケットの送信先IPアドレスとルート情報 のネットワークアドレスが一致すれば、そのルート情報を利用できます。 利用可能なルート情報が複数存在するときは、最も一致するビット数が多いル ート情報を採用します。

→「IPルーティング再び その5」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip5.html

ルータだけでなく、サーバやパソコンなどのホストもルーティングを行います。 これらのルーティングでもルーティングテーブルを用いますが、ルート情報は 直接接続のネットワークとそれ以外すべて集約した形のデフォルトルート(デ フォルトゲートウェイ)が基本です。
直接接続以外のネットワークあてのパケットは、とりあえずデフォルトゲート ウェイ(ルータ)に転送するという仕組みです。

→「IPルーティング再び その6」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip6.html

ルーティングプロトコルは、ルータ同士が情報を交換して自動的にルーティン グテーブルにルート情報を登録するためのプロトコルです。
たくさんのプロトコルが存在しますが、次の観点から分類できます。

・適用範囲
・アルゴリズム
・サブネットマスクの扱い

適用範囲による分類はIGPsとEGPsです。企業内のネットワークでは、ほとんど の場合IGPsのルーティングプロトコルを用います。

→「IPルーティング再び その7」
http://www.n-study.com/network/2008/02/ip7.html

ルーティングプロトコルのアルゴリズムには、主にディスタンスベクタとリン クステートがあります。
ディスタンスベクタは目的のネットワークまでの距離と方向に基づいてルート 情報を学習します。距離はメトリック、方向はインタフェースで、ルータ同士 でお互いが持つルーティングテーブル上のルート情報を交換します。
リンクステートでは、ルータ同士はリンクステート情報を交換します。リンク ステート情報はルータのインタフェースや他のルータとの接続状態を表してい ます。リンクステート情報を集めてリンクステートデータベースでネットワー クの構成を再現した上で、最適なルート情報をルーティングテーブルに登録し ます。

→「IPルーティング再び その8」
http://www.n-study.com/network/2008/03/ip8.html

サブネットマスクの扱いによってクラスフルルーティングプロトコルとクラス レスルーティングプロトコルに分類されます。
この違いは、アドレスの認識をどうしているかの違いです。クラスフルルーテ ィングプロトコルは、基本的にクラスフルアドレス、つまり8ビット単位でネッ トワークアドレスを認識します。そのため、サブネットマスクの情報は不要で す。
一方、クラスレスルーティングプロトコルは、クラスレスアドレス、つまりネ ットワークアドレスは8ビット単位とは限らないと認識しているので、サブネ ットマスクの情報が必要です。

→「IPルーティング再び その9」
http://www.n-study.com/network/2008/03/ip9.html

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