クラスフルルーティングプロトコルとクラスレスルーティングプロトコル
ルータが交換するルート情報の中にサブネットマスクの情報が含まれるかどう かによって、ルーティングプロトコルは以下の2種類に分類されます。
・クラスフルルーティングプロトコル
・クラスレスルーティングプロトコル
「ルート情報にサブネットマスクが含まれる」と書きましたが、本質的にはネ ットワークアドレスの認識をクラス単位で行っているかどうかです。
クラスフルルーティングプロトコルは、原則としてネットワークアドレスをク ラス単位で認識します。クラスがわかれば、どこまでがネットワークアドレス であるかがわかるのでサブネットマスクの情報は不要です。そのため、クラス フルルーティングプロトコルが交換するルート情報には、サブネットマスクを 含みません。
ただ、実際にはクラスフルルーティングプロトコルでもサブネッティングされ たネットワークアドレスを認識することはできます。ただし、FLSMの環境のみ です。クラスフルルーティングプロトコルでは、可変長サブネットマスク (Variable Length Subnet Mask : VLSM)をサポートすることができません。 クラスフルルーティングプロトコルの例は、RIPv1です。
一方、クラスレスルーティングプロトコルは、ネットワークアドレスをクラス レスなアドレスとして扱います。ということは、ネットワークアドレスは必ず しも8ビット単位になるわけではありません。そのため、ルータ同士が交換す るルート情報の中にサブネットマスクを含めて、ネットワークアドレスの区切 りを明確にしています。クラスレスルーティングプロトコルの例としては、次 のプロトコルが挙げられます。
・RIPv2 (Routing Information Protocol version2)
・OSPF(Open Shortest Path First)
・IS-IS(Intermediate System to Intermediate System)
・EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)
・BGP(Border Gateway Protocol)
こうしたクラスレスルーティングプロトコルは、VLSMの環境をサポートするこ とができます。
以下の表に、クラスフルルーティングプロトコルとクラスレスルーティングプ ロトコルの特徴についてまとめます。










