平成15年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅰ 問4設問2解答と解説

目次

解答

【e】 45
【f】 800
【g】 80

解説

必要なインターネットアクセス回線速度を求めるための一連の計算問題です。一部、データサイズが明確になっていないところがあるので、そこは問題文の記述から読みとらなくてはいけません。

【e】
まず、受発注システムのデータがない状態のネットワークの利用率を考えます。P16 (1) の以下の記述のように

H社とインターネット間の現在のアクセス回線は、512kビット/秒の専用線で、ピーク時の利用率が30%程度である。

とあります。
これに受発注システムのデータが加わったときのネットワークの利用率を答えなくてはいけません。ここで、受発注システムのデータの具体的なサイズが示されていないので、問題文の次の記述から考えます。

2台のECサーバに対するブラウザからのページアクセス件数の合計は、ピーク時でも現在の情報提供サーバの半分以下で、ページあたりのデータ量は情報提供サーバと同程度です。

つまり、情報提供サーバの半分のデータが加わることになります。情報提供サーバだけのデータで30%なので、30+30/2=45%です。

【f】
単純に設計図面データをダウンロードするための伝送速度を求めればよいです。ここでのポイントは、H社10クライアントに同時に設計図面データを送信する必要があることです。この点を忘れずに転送すべきデータ量の計算を行ってください。

データ量=500kバイト×10(クライアント)=5000kバイト

必要な伝送速度をX kビット/秒とすると、

5000×8/(X×0.5)≦100
X≧800kビット/秒

【g】
これは取引先での必要な伝送速度の計算です。取引先は設計図面データを1件ダウンロードすればよいので、H社の必要な伝送速度の10分の1です。つまり、80kビット/秒以上の伝送速度が必要になります。