平成16年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅰ 問2設問3解答と解説

目次

解答

(1)管理サーバ、L3SW、メール中継サーバ、DNSサーバ
(2)業務サーバのバッチ処理を監視し異常時にメールを送信する機能(29字)
(3)業務サーバとWeb監視サーバをSWを介して直接接続する(27字)

解説

(1)
バッチ処理が正常に行われなかったにもかかわらず、管理サーバから担当者の携帯にメールが届きませんでした。どこに問題があったのかを考える前に、まず正常時にメールが届く場合の処理を確認してみましょう。メール送信時の基本的な流れを理解できているかどうかがポイントですね。メールは「DMZにあるメール中継サーバを経由している」とあるので、以下のようになります。

H16A1-2-3pic1.JPG

次にWeb監視システムの流れを確認してみましょう。

H16A1-2-3pic2.JPG

メールが届かなかったときに、Webシステムは正常に稼動していました。このことから、Webシステムで使用している機器は、障害の調査対象から外せることが分かります。

監視サーバがメールを送るときに経由する機器は

  管理サーバ、L3SW、FW1、SW-DMZ、メール中継サーバ、DNSサーバ、ルータ1

です。このうち、Webシステムで使用している機器は・・

  FW1、SW-DMZ、ルータ1  ですよね。

よって調査対象となる機器は

管理サーバ、L3SW、メール中継サーバ、DNSサーバ となります。

(2)
ここでは耐障害性を上げるために、メール構成を冗長化するのではなく、Web監視サーバを利用する案を検討しています。具体的にどういった使い方をするかは、以下の部分から読み取れます。

まず、メールが確実に届くように機器の冗長化を考えてみた。しかし、費用が掛かる上に、運用が複雑になるので、実現は難しいと判断した。次に,試験運用中のWeb監視サーバを利用する案を考えてみた。この案は、業務サーバとWeb監視サーバにLANカードの追加と設定変更が必要になるが、そのほかは、SW を1台追加すればよいので、実現可能と判断し、セキュリティ対策を考慮してWeb監視サーバの本格的な運用を始めた。

業務サーバとWeb監視サーバにLANカードを追加するというところから、Web監視サーバにも業務サーバを監視させようとしていることが考えられます。
これを実現するためには、Web監視サーバに業務サーバのバッチ処置を監視させ、異常発生時はメールを送信する機能を持たせればよいでしょう。Web監視サーバはメール中継サーバとは別の構成でISPと接続されているため、仮に前問の(1)の機器が故障したとしても、問題なくメールを送信することができるからです。
これを30字以内でまとめると

業務サーバのバッチ処理を監視し異常時にメールを送信する機能(29字)

となります。

(3)
Web監視サーバと業務サーバはどちらも同じ本社に設置してあるので、SWを経由して直接接続する構成がよいでしょう。

H16A1-2-3pic3.JPG

この構成であれば、管理サーバが発信するメールはFW1を経由のルート、Web監視サーバが発信するメールはFW0経由のルートとなるので、冗長化が取れていますね。この構成を30字以内でまとめると

業務サーバとWeb監視サーバをSWを介して直接接続する(27字)

となります。


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