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(所属カテゴリー:LAN---投稿日時:2008年10月21日)
家庭内LANを構築するためのネットワーク機器で主なものは次の通りです。
有線LANでは上の2つが必要です。無線LANで3点目の無線LANアクセスポイント が必要です。ブロードバンドルータに無線LANアクセスポイント機能がついて いて、無線ブロードバンドルータなどと銘打っている製品もあります。
スイッチングハブや無線LANアクセスポイントは、簡単に言えば、パソコンな どLANに接続する機器を集約するためのものです。複数のパソコンなどの有線/ 無線LANクライアントを集約して、それらの間で通信ができるようにするため の機器です。インターネットに接続しないのなら、スイッチングハブや無線LAN アクセスポイントだけでも家庭内LANを構築できます。でも、普通はインター ネットに接続しますよね?
家庭内LANをインターネットに接続して、Webやメールをはじめとするさまざま なインターネットのサービスを利用するために、ブロードバンドルータが必要 です。
最近のブロードバンドルータは、非常に多機能で「こんなに安いのにこんなこ
とまでできるのか!」と驚くばかりです。いろんな機能があるのですが、ブロ
ードバンドルータの最も基本的な機能は、
ブロードバンドルータには、いくつかのイーサネットのポートがあり、「WANポート」と「LANポート」という風に分類されていることが多いです。
ブロードバンドルータの「LANポート」とスイッチングハブや無線LANアクセス
ポイントを接続することで、ブロードバンドルータと家庭内LANを接続します。
なお、ブロードバンドルータのLANポートはスイッチングハブと考えても差し
支えありません。たいていのブロードバンドルータには4ポート程度のスイッ
チングハブが内蔵されて、それをLANポートと呼んでいます。
そして、ブロードバンドルータのWANポートをADSLモデムやFTTHのONU
(Optical Network Unit)などに接続することで、ブロードバンドルータをISP
に接続します。利用するインターネット接続サービスによっては、ISPに接続
するユーザ認証の設定が必要です。PPPoEを利用するインターネット接続サー
ビス(ADSLなど)では、ブロードバンドルータにPPPoEのユーザ名/パスワードの
設定が必要です。
これで、物理的に家庭内LANとインターネット(ISP)が接続されることになります。
ただ単に物理的につなげれば、インターネットにアクセスできるわけではあり
ません。インターネットで通信するためには、IPアドレスが必要です。ブロー
ドバンドルータには、DHCPサーバの機能が備わっていてLAN内の各クライアン
トのIPアドレスを管理できるようになっています。
また、インターネットに接続するためのWANポートのIPアドレスは、たいていは
ISPからDHCPやPPPoEによって自動的に取得します。
LAN側のIPアドレスはプライベートアドレスです。また、WANポートのIPアドレ
スはグローバルアドレスになることが多いです。ブロードバンドルータでは、
NATによってLAN側のプライベートアドレスとインターネット側のグローバルア
ドレスを相互変換します。単なるNATのアドレス変換だけでなく、P2Pアプリケ
ーションやネットワークゲームに対応できるようにUPnP(Universal Plug and Play)
に対応している機器が多いです。
アドレスの管理については、ブロードバンドルータは自動的に設定することが
ほとんどなので、やはりユーザはあんまり意識しなくて大丈夫です。
ブロードバンドルータのルーティングは非常にシンプルです。インターネット あてのパケットはすべてISPへ転送します。そして、インターネット側からLAN あてのパケットをLAN側へ転送するだけです。こうしたルーティングの設定は、 ブロードバンドルータが自動的に行うので、ユーザはほとんど意識する必要は ありません。
ブロードバンドルータの基本機能は、ほとんど設定なしで使えますし、設定も ウィザード形式でとても簡単に行うことができます。ここで解説したような知 識がなくても普通に使う分には問題ありません。ですが、トラブル時などこう した基本的な知識があると、トラブル解決のスピードが速くなるでしょう。
また、これらの基本機能に加えて、最近のブロードバンドルータには、