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はじめてのLAN構築講座 その12

(所属カテゴリー:LAN---投稿日時:2008年11月19日)

LANで通信するためのTCP/IP設定

家庭内LANにPCを接続して、通信を行うためにはいろんな設定が必要になりま す。有線、無線問わずに必ずTCP/IPの設定が必要です。基本的なTCP/IPの設定 は、

  • IPアドレス
  • サブネットマスク
  • デフォルトゲートウェイ
  • DNSサーバのIPアドレス


です。

IPアドレスは、TCP/IPで通信するために通信相手や自身を識別するための情報 です。意識する/しないに関わらず、通信をするということは通信相手のIPア ドレスを指定してデータを送ることになります。
サブネットマスクは、IPアドレスのどこまでがネットワークアドレスなのかを 特定するための情報です。
デフォルトゲートウェイは、他のネットワークへの出口(ゲートウェイ)です。 基本的にブロードバンドルータのLAN側のIPアドレスがデフォルトゲートウェ イです。
DNSサーバによって、通信相手のホスト名からIPアドレスを求めることができ ます。

こうしたTCP/IP設定を全部ユーザ自身がやろうとすると、設定を間違えてしま って通信できないことが考えられます。設定の手間やミスをなくすために、DHCP によって自動的に設定することがほとんどです。ブロードバンドルータには、 DHCPサーバ機能が備わっています。PCをDHCPクライアントにしておけば、PCを LANに接続すれば、自動的に必要なTCP/IP設定を行うことができます。

lan21.jpg
図 DHCPによるTCP/IP設定の自動取得の概要

ブロードバンドルータには、DHCPサーバの特別な設定は不要です。PCも特に変 更していなければ、DHCPクライアントになっています。PCがDHCPクライアント でない場合、次の図のように画面を開いていって、

[インターネットプロトコルバージョン4のプロパティ]の

「IPアドレスを自動的に取得する」
「DNSサーバのアドレスを自動的に取得する」

にチェックを入れると、DHCPクライアントとして設定できます。

※画面はWindows Vistaです。OSによって画面は多少異なりますが、同じよう な手順で設定できます。

lan22.jpg
図 DHCPクライアントの設定(Windows Vista)

また、DHCPサーバから自動的に取得したTCP/IP設定は、

[ローカルエリア接続の状態]の詳細をクリックすると確認できます。

lan23.jpg
図 DHCPの確認(Windows Vista)

たいていはDHCPで自動取得するので、あまりPCのTCP/IP設定を意識することは ないのですが、トラブルが発生した場合、こうした仕組みを知っておかないと 対応できなくなるので注意しましょう。

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