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OSPFのルートフィルタ その2 For CCIE R&S ラボ試験

(所属カテゴリー:IPルーティング | シスコ---投稿日時:2009年5月25日)

ルート情報の中身

RIPやEIGRPのルートフィルタとOSPFのルートフィルタが大きく異なる理由は、ルータ同士で交換するルート情報の中身にあります。

RIPやEIGRPは、ディスタンスベクタ系のルーティングプロトコルです。RIP/EIGRPでは、ルータ同士で交換するルート情報の中には主として、ネットワークアドレス/サブネットマスクとメトリックが含まれています。
ルート情報の中にネットワークアドレス/サブネットマスクが含まれていることがポイントです。アクセスリストやプレフィクスリストでネットワークアドレス/サブネットマスクを特定することができます。

ospf_filter01.jpg
図 RIP/EIGRPのルート情報

一方、OSPFはリンクステート型ルーティングプロトコルです。RIP/EIGRPとは、ルータ同士で交換するルート情報が異なります。OSPFは、ルータ間でLSAを交換します。 LSAにはいろんなタイプがあります。すべてのOSPFルータが生成する最も基本的なLSAはタイプ1です。LSAタイプ1は、各ルータのリンクの詳細情報が含まれています。リンクの詳細情報として、ネットワークアドレス/サブネットマスクの情報のときもあれば、ネイバールータのルータIDだったりします。ルータが保持するリンクの種類によって変わってきます。そのため、アクセスリストやプレフィクスリストでLSA内の情報を特定することができません。

ospf_filter02.jpg
図 OSPFのルート情報(LSA)

このように、RIP/EIGRPとOSPFではルータ同士で交換するルート情報の中身が異なります。そのため、ルートフィルタの動作も異なります。



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