CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part1 TT12 (v4向け)

※ ネットワーク構成は↓よりご覧ください。
//www.n-study.com/network/2015/05/ccie_routing_switching_trouble_1.html

問題

12.Host3とHost7の通信ができません。Host3とHost7の通信ができるようにしてください。

トラブルの解決

R16
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policy-map POLICE
class HOST3_TO_HOST7
no police 1000000 conform-action drop
police 1000000
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トラブルの症状と原因、切り分け

表 トラブルの症状と原因、切り分け(No.12)
CCIE_TS_Part1_23.png

【R16でHost3からHost7あてのパケットがドロップされている】

トラブルの切り分けのためにトレースルートを行います。Host3からHost7までトレースルートを行うと特に問題ありません。一方、Host7からHost3までトレースルートを行うとトレースルートが完了しません。このように片方向の通信が正常にできない場合は、アクセスリストなどでフィルタリングされている典型的な例です。
Host7からHost3のトレースルートはR16で止まってしまうので、R16の設定を確認します。するとMQCのポリシングが設定されていて、それによってHost7からHost3あてのパケットがドロップされています。解決するためにR16のポリシングの設定でconform-actionをtransmitにします。

R16
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policy-map POLICE
class HOST3_TO_HOST7
no police 1000000 conform-action drop
police 1000000
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CCIE_TS_Part1_24.png
図 トラブルの症状と原因、切り分け(No.12)