日経NETWORK 2007.1 『2007年版 注目のネットワーク技術』 by Gene

ネットワーク技術をはじめとするIT技術の進歩はすさまじいものがあります。
そして、技術の進歩にともなうさまざまなサービスの開発もすごい勢いです。
2007年も新しいネットワーク技術がたくさん現れて、それを活用したいろんな
サービスが出てきそうです。

今回レビューで取り上げた日経NETWORKの特集は、編集部が選んだ2007年注目
のネットワーク技術を紹介しています。

取り上げられているネットワーク技術は以下の8つです。

  • 次世代FTTH
  • VPLS(Virtual Private LAN Service)
  • 日本語メールアドレス
  • Wibree
  • SIM(Security Information Management)
  • WirelessHD
  • AMT(Active Management Technology)
  • ネットワークの仮想化

ぼくは、この中ですでに聞いたことや仕組みを知っているものもあれば、はじ
めて聞くものもありました。WibreeやWirelessHDなどははじめて聞きましたね。
両方とも家電などのネットワーク化に大きな影響を与えそうな技術だと思いま
した。
全部興味深いものですが、ぼくが一番興味を持ったのは最後のネットワークの
仮想化です。

ネットワークに限らず、「仮想化」はこれからのIT技術でのひとつの主要なキ
ーワードになっていくと思います。サーバやルータ、スイッチなどのハードウ
ェアを仮想的に複数台として動作させることで、管理しやすく拡張性も高い柔
軟なシステムを構成することができるのが大きなメリットですね。
P35に仮想化されていないシステム構成と仮想化されているシステム構成の比
較がありますが、ハードウェアの数がもうまったく違います。
こうした仮想化の流れは、もうだいぶ進んできています。Cisco Catalyst6500
シリーズなどの企業向けハイエンドスイッチでは、モジュールを追加すること
でファイアウォール機能、IPS機能、VPNゲートウェイ機能、ロードバランサー
機能などを1つの筐体で実装することができます。
サーバは、ブレードサーバが浸透しつつあって、サーバ機能をモジュール化し
てより高密度でサーバを設定することができるようになっています。
こうした仮想化の流れは、システム構成の柔軟な変更や拡張が重要になってい
く中でどんどん進んでいくでしょう。

そして、単に1つのハードウェアを仮想化して複数に見せかけるだけではなく、
負荷や障害などに応じて自動的にシステムを切り替えることができるようにも
なっていくようです。
こうした機能がもっと一般的になると、オンデマンドのネットワークサービス
の提供がより簡単になっていきそうです。

日経NETWORKが選んだ技術以外にも2007年に普及するだろう技術はたくさんあ
るでしょうね。ひとつのスキルアップの方法として、何でもいいので2007年に
普及しそうな技術を選んで、それについてのスペシャリストを目指して勉強や
情報収集を行うのもいいと思います。「コレについては、誰かに質問されても
自信を持って答えられる!!」というレベルまで持っていくことができれば、
派生していろんな知識や技術を身に付けられるでしょう。

みなさんは、2007年にどんな技術に注目していますか???

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