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(所属カテゴリー:日経NETWORK---投稿日時:2004年9月20日)
インターネット上でいろんな方が役に立つフリーソフトを公開されています。 今回の日経NETWORの特集は、10の目的別に役に立つフリーソフトを紹介しています。
10の目的は、次のとおりです。
目的 1:LAN内にある機器のアドレスリストを作るプラス汎用ツールが紹介されています。
ぼくが特に面白いなぁと思ったのが、
目的 5:クラッカに破られにくい安全なパスワードを作る
の中で紹介されている「56wz(ゴロワーズ)」というソフトです。よく言いますよね?パスワードは長い文字列(8文字以上ぐらい)で、推測されにくいものを。 推測されにくいためには、英単語をそのまんま使っちゃいけません。それに、記号や数字を組み合わせましょうって。
でも、多くの方が思われているでしょうけど、こんな風にパスワードを考えるのは、
「とってもめんどくさい」
です。
パスワードこそまさしく安全性と便利さがアンビバレントなものであるといういい例ですね。長い文字列で数字やら記号やらアルファベットを組み合わせれば、クラッカに破られる危険性は大幅に少なくなります。でも、覚えにくい、入力しにくいっていう使いにくさがあるわけです。
そこで、「56wz」が活躍してくれます。推測されにくいパスワードを語呂合わせで自動的に生成してくれるソフトです。パスワードの元になる文章を入力すると、その文章の語呂合わせとなるパスワードを自動的に生成してくれるという機能があります。語呂あわせなんである程度覚えやすいパスワードです。でも、生成されるパスワードはアルファベットの大文字、小文字、数字を混ぜているのでクラッカに破られる危険性がとても少ないものになっています。
これはとても便利そうです。 まだ(10/20現在)実際に使ってみてはいないんですけど、ぜひ使ってみたいなぁと思ったフリーソフトです。
「56wz」の詳細やダウンロードは↓
http://ta2027.plala.jp/
あと、
目的 7:テストなどのために加工したパケットを送る
で紹介されている、好きなパケットを生成できる「Engage Packet builder」っていいですね。日本語ではなく英語のフリーソフトなのがちょっと難点ですけど、かなり活躍してくれるでしょう。
たとえば、アクセスリストの動作を確認したいときなんか、このソフトでパケットを作って、ルータに送信するとよさそうです。 ただ、これは下手をするとクラッキングツールになるので、記事の中にも書いていますが、自分の管理下のパソコンやネットワークだけで使うようにしましょう。他人のサーバなどに変なパケットを作って送ると、不正アクセスと間違えられかねませんので。
「Engage Packet builder」の詳細やダウンロードは↓ http://www.engagesecurity.com/
まだまだ他にも便利そうなフリーソフトがたくさん紹介されています。あなたもこの日経NETWORKの特集を読んで、ネットワークの勉強や管理に役に立てられるフリーソフトを見つけてみてくださいね。