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NETWORK MAGAZINE 2006.10 『[徹底比較] リモートコントロールソフト』 by Gene

(2006年09月10日)

出先で、「自宅や会社のPCのローカルに存在するファイルを見たい!」って思 ったことが一度や二度はあるんじゃないかと思います。ぼくは何度もあります。 だいたい必要そうなファイルは、フラッシュメモリに入れて持ち歩いているん ですが、必要なファイルをフラッシュメモリにコピーし忘れていることもたま にあるので。

出先から自宅や会社のPCのローカルに存在するファイルを見たいようなときに、 便利なのが「リモートコントロールソフト」ですね。その名前の通り、遠隔地 にあるPCをネットワーク(だいたいインターネット)経由でリモートでコントロ ールするためのソフトウェアです。
Windows XP Professionalで標準で搭載されいてる「リモートデスクトップ」 がメジャーなモノです。

リモートデスクトップは、Windows XP Pro標準なので、そんなに多機能ではな いようです。それでも、必要最低限の機能はほぼ網羅されていて、普通に出先 から自宅や会社のPCのローカルファイルを見るような使い方だったら、十分す ぎるほど。
じゃ、他の商用のリモートコントロールソフトをどうして使うの?って疑問が 出てきます。

今回レビューする記事では、Windows XP Pro標準のリモートデスクトップと商 用のリモートコントロールソフト「LAPLINK 12」「pcAnywhere 12.0」 「NetSupport Manager v9.5」を比較して、商用のリモートコントロールソフ トの使い勝手をまとめています。

まず、簡単な機能の説明があって、P48~51でパフォーマンスとセキュリティ についての比較が行われています。パフォーマンスの計測は、コントロールす るPCとコントロールされるPC間でのファイル転送で計測しています。パフォー マンスを見ると「LAPLINK 12」がいいですね。LAPLINKの独自暗号化方式がど の程度の強度をもっているのかわかりませんが、個人ユーザが利用する分には 十分だとしたら、かなりのパフォーマンスを発揮できます。AESを利用して暗 号化している場合でも、「NetSupport Manager」「pcAnywhere 12.0」よりも よいパフォーマンスを出しています。
一方、パフォーマンスの観点からだと「pcAnywhere 12.0」はダメです。暗号 化していなくてもたいしたスループットが出ていません。
セキュリティは、コントロールされる側のPCの制限をかける機能を考えていま す。基本的にユーザ名/パスワードでの認証を行い、必要に応じてActive Directry などと連携できるようになっています。

P52~53でリモートデスクトップを含めた4つのリモートコントロールソフトの 比較を一覧表にまとめています。

ぼくが個人的に一番利用したいと思うのは、「NetSupport Manager v9.5」で す。デモンストレーション機能など、教育やプレゼンテーション機能が充実し ているのが理由です。ただ、代理店経由の販売しか行われていないようで、価 格がちょっと高めでしょうね。
手軽にリモートコントロールソフトを利用するなら「LAPLINK 12」でしょう。 価格もお手頃ですし、個人ユースで十分な機能を発揮してくれそうです。 「pcAnywhere 12.0」は企業で組織的に導入するような場合に向いていそうで すけど、個人的には使う気はしません。

リモートコントロールソフトに興味を持っている方は、このNETWORK MAGAZINE の記事を見ていただければ、すごく参考になるでしょう。

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