『Skype大解剖 P136〜141』 by Gene


Skype(スカイプ)って聞いたことありますか?

ぼくは、最近になって、たぶたび耳にしていました。で、今回「NETWORK MAGAZINE」12月号でSkypeについての特集が組まれています。Skypeは、ピアツーピア(以下、P2P)によるIP電話ソフトです。Skypeのユーザ同士であれば、日本国内はもちろん、海外でも無料で通話できます。

これだけだと、よくあるIP電話(インターネット電話)と同じで

「どうせ品質よくないんでしょ?」

って思ってしまうところですが、携帯電話よりもはるかにクリアな品質だそうです。そして、細かい設定が不要でとても簡単に利用できるメリットもあります。NATの内側からSkypeによる通話を行うのも簡単です。単に外部にポート番号1024以上へのTCP接続が許可されていればOKです。
内部から外部へのTCP接続はたいていの場合、許可されているので家庭内LANはもとより社内LANの環境でも利用できるでしょう。

そして、Skypeユーザ同士だけではなくて通常の固定電話や携帯電話へ発信できる有料サービス「SkypeOut」もあります。びっくりするのは、その通話料金の安さです。
国内通話は3.6円/分、携帯電話へは21円/分とそれほどのコストメリットは感じません。でも、
アメリカ、イギリスへ2.3円/分、中国へ3円/分、韓国へ3.2円/分と格安で通話できることがわかります。

※詳細は、下記URLをご覧ください。
http://www.skype.com/products/skypeout/rates/

このSkypeOutは、導入費用や月額利用料もかからずに通話料のみで利用できます。国際電話をたくさんかける方は、SkypeOutで電話料金を飛躍的に削減することができますね。

将来的には、Skypeで着信できるSkypeInのサービスも開始されるようです。

ここまでの話は、ホントに一般的なSkypeの説明です。「NETWORK MAGAZINE」
今回のSkypeの特集で一番興味深いのが、P140〜P141の通信手順とP142〜P143のパケットキャプチャについての解説です。

P140〜P141の通信手順の解説で、Skypeがどのようにして、通話相手との間でパケットをやり取りしているかが明確になりました。簡単なソフトの利用方法とは裏腹に、すごくよく考えられた複雑な仕組みでSkypeによる通話が成り立っています。

Skypeの通話には、

・認証サーバ
・スーパーノード
・リレーノード
・クライアント


が関連しているようです。
認証サーバは、ユーザ認証のために存在するサーバでユーザの認証だけすればあとはお役御免です。大事なのが、スーパーノードで、Skypeのすべてのユーザ情報を持つコンピュータです。スーパーノードが持つグローバルインデックスというデータベースによって、通話相手のSkypeクライアントを探し出すようです。
そして、ファイアウォールがあろうが、プロキシサーバがあろうがどこでもSkypeを利用する環境を提供するためにリレーノードが存在します。リレーノードとの間でSSLのコネクションを確立することによって、擬似的にP2Pを作り出しています。

この通話のプロセスを実際にパケットをキャプチャしてみているのがP142〜P143です。

最初の認証サーバへのログイン、スーパーノードとのTCPコネクションの確立の様子、リレーノードを経由した擬似的なP2P通信を行っているということが、パケットのキャプチャによって、よくわかりました。

ぼく自身はまだSkypeを使ったことがないのですが(パソコンにマイクがない)、マイクを買ってきてSkypeをインストールして、使ってみます。

Skypeのダウンロードは、下記URLよりできます。
http://web.skype.com/download.ja.html


そして、Skypeについての10/26に新しいニュースが!
野球だの、アダルト問題だの、競馬だの本業のIT以外の話題が多かったライブドアSkypeと提携したそうです。

http://corp.livedoor.com/pressroom/pressrelease/content?id=449

「livedoorスカイプ」というブランドで今後、日本国内におけるSkypeの普及を行うようです。

「livedoorスカイプ」
http://skype.livedoor.com/

このニュースを見て、ライブドアの堀江社長はやっぱり先見の明があるなぁって思いました。あまりにも率直すぎるから叩かれることも多いけど、彼のビジョンとか考え方はとても参考になります。
livedoorスカイプに関しては、今後さまざまなサービスを拡大していくようです。
都内に無線LANアクセスポイントを多数設置して、無料で電話をかけられるようにするサービスは期待大です。

Skypeは世界中の電話会社の脅威になりえるすごいソフトだと思っています。これからの展開に注目したいですね。

なんか、最後は「NETWORK MAGAZINE」のレビューじゃなくなりましたが、Skypeについてざっと知りたい方は、この記事はとても参考になります。

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http://www.fujisan.co.jp/Product/1210020/ap-survive




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