日経パソコン 2005.02.28 『欲しい情報が短時間で手に手に入る検索上手になる5つのツボ p72~95』 by 月波朔夜
インターネットから情報を得ること、それはもう当たり前になりました。でも、インターネットには情報があふれていてすぐに欲しい情報が見つからない・・・、ということがありますよね。知っていれば便利は検索上手になる記事がありましたので紹介してみたいと思います。ちょっと長いので2回に分けて紹介したいと思います。
目次
『第1のツボ 情報への窓口はひとつだけじゃない』
ここでは定番検索サイトのGoogleとYahoo!JAPANを比較しています。私は仕事柄(SE)、インターネットでの検索は欠かせません。よく使うのはGoogleです。でもここで比較されているGoogleとYahoo!の違いはよく知りませんでした。
GoogleとYahoo!の違いはGoogleが「ロボット検索」に注力しているのに対し、Yahoo!は「ロボット検索」よりも「登録サイト」の表示を優先しているということ。
Yahoo!でキーワードを検索すると、結果の上位に「Yahoo!登録サイトとの一致」という項目が画面上部に出ることがあります。これが「登録サイト」です。ヤフーの専任チームが実際にWebページをチェックして、一定の基準を満たしたものをジャンルごとにデータベースに登録しています。
「登録サイト」には内容に関するコメントがついていて、ページを開く前に中身をある程度把握できるので”はずれ”が少ないといいます。私はあまり利用しないのでなんともいえませんが、ただし、Webページの選定は人手に頼っているため、情報の量と鮮度は「ロボット検索」にはかなり劣ります。
これに対し、人間の代わりに専用プログラムがWebページを巡回して情報を収集する(クローリング)「ロボット検索」が、現在の検索サービスでは主流です。収集した情報は解析され、インデックス(索引)が作成されます。インデックスは簡単に言うと目次のことです。
収集する情報量が膨大で、その更新頻度が高い点が「ロボット検索」の特徴といえます。更新頻度は検索サイトや対象となるWebページで異なりますが、短い場合では毎日更新するといいます。
Google、Yahoo!の使い分け方としては、
・中上級者向け。
・2語、3語などの複数の単語を使って検索する。
・探したいものの名称がはっきりしている。
・とにかくたくさんの関連情報を見つけたい。
このような場合はGoogle
・初心者向け。
・1語で検索する。
・「何となくこんなものが欲しい」など検索対象がはっきりしない。
・探す分野に土地勘がない。
このような場合にはYahoo!
という風に勧められています。
『検索のテクニック』
- 複数のキーワードを空白で区切って入力(空白は全角でも半角でも可)
キーワードを入れる順番が重要なときもあり、Googleでは一番初め(左側) が重要だと判断される。Yahoo!はほとんど関係ないらしい。 - 長い文章にしないこと。
- 複数の単語をひとつの語句としたい場合は「”」(ダブルクォーテーション)で囲む
- 検索されないストップ語を覚えておく。
Googleでは[http」「.com」など
がある。このストップ語を検索に含めたい場合はストップ語の前に半角で
「+」を付けると検索される。 - 漢字、ひらがな、カタカナ、旧字体、送り仮名の有無など、で検索結果が
変わってくることを覚えておく。
ただし、アルファベットの大文字、小文
字、全角、半角は区別されない。 - 「ハイライト」が便利なキャッシュを使う。
検索するとWebページのリン
クの他にキャッシュという項目が表示されます。キャッシュは各検索サイ
トが持っているデータベースの保存されているのでWebページが削除されて
いても情報が参照できます。さらに、検索キーワードがハイライト(蛍光ペ
ンでなぞったように色が付いている)になっているので情報が探しやすく
なっている。
これらの検索テクニックを使うと今より確実な情報を得られるんじゃないでしょうか?次回はツボ2~5を紹介したいと思います。
~月波朔夜~
※朔夜さん、ありがとうございます。つい先日、Yahoo!のサーファーの方のセミナーに行ってきました。そのときも自分の知らない検索のやり方をいっぱい教えてもらったんですが、この記事もよさそうですね。(Gene)