日経コミュニケーション 2007.1.15『企業を熱くする 最新テクノロジ Windows Vista』 by Gene

Windowsの最新版、「Windows Vista」がいよいよコンシューマ向けでも発売さ
れます。Vista搭載の春モデルのパソコンがいっせいに発表されています。面
白そうなのは、富士通のFMV-TEOです。

「富士通、HDMIでTVとつなぐリビングPC「FMV-TEO」
など2007年春モデルを発表」

http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20070109/120448/?from=leftrank

リビングの薄型テレビにHDMIでつなげるっていうのがいいですね。いま、自宅
のリビングには2005年の富士通の32インチの液晶一体型PCがあって、テレビ・
HDD/DVDレコーダー・PCの1台三役にしているんですが、使い勝手を考えると、
テレビはテレビの方がいいなぁって思いました。最初のころは、さくさく動い
ていたんですけど、なんか使っていくうちにもっさり感が出てきてしまったの
で・・・
また、Amazonなどのネット通販でもVistaの予約を受け付けています。

「Microsoft Windows Vista Ultimate アップグレード版 」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQHPW6/networkstudy-22/
「Microsoft Windows Vista Ultimate 通常版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQJP88/networkstudy-22/
「Microsoft Windows Vista Home Premium アップグレード版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQFUFA/networkstudy-22/
「Microsoft Windows Vista Home Premium 通常版」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000JQHPVM/networkstudy-22/

XPと比べると、Vistaはユーザインタフェースが変わって、Aeroなどのグラフ
ィック面についての話題が多いような感じですが、マイクロソフトによるとセ
キュリティをずいぶんと強化していることも大きな特徴ですね。

今回レビューで取り上げた記事は、マイクロソフトのシニアプロダクトマネー
ジャによるVistaのセキュリティ技術についてのものです。セキュリティ技術
にフォーカスしているのは、企業向けのネットワーク技術雑誌って感じです。

Vistaのセキュリティ機能は、「システム攻撃対策」と「データ保護対策」に
大別されています。それぞれ、具体的には下記のようなセキュリティ機能が実
装されています。

「システム攻撃対策」

  • ユーザアカウント制御
  • Windowsサービスの隔離
  • Windows Defender

「データ保護対策」

  • BitLockerによるドライブ暗号化
  • 外部デバイスの接続制御ポリシー
  • Windows Firewall

記事では、上記のセキュリティ機能についてポイントがまとめられています。
Vistaのセキュリティ機能をざっと知りたいというときに便利な記事ですね。

読んでいて、よさげな機能は「BitLocker」です。BitLockerは、暗号化機能で、
Windowsがインストールされたボリュームを暗号化することができる機能です。
WindowsがインストールされたボリュームをBitLockerで暗号化していると、起
動時に暗号化を解除する必要があります。暗号を解除するキーをUSBメモリー
に保存しておいて、USBメモリーがささっていないとOSを起動できなくするこ
とができます。パソコンの紛失や盗難時の情報漏えいを防止するために有効な
機能ですね。

逆に「めんどくさそう・・・」って思ったセキュリティ機能が「ユーザアカウ
ント制御」です。Vistaでは、管理者権限を持つアカウントでも、通常は一般
権限しか与えられなくなっているようです。そのため、アプリケーションのイ
ンストールやシステム設定の変更などを行うときは、そのたびごとに確認をし
なければいけない仕様になっています。
う~ん、これはきっとめんどくさい。まぁ、ウィルスなどのマルウェアによる
被害の拡大を防止するには有効だということはわかるんですがねぇ。

ま、これからビジネスだけでなく、プライベートでもVistaの導入を考えてい
る方は、大まかなセキュリティ機能の概要がわかる記事なので、一読されると
いいでしょう。

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