CCIE Routing & Switching ラボ模擬試験Vol.1 サンプル問題

ネットワーク構成

物理構成(イーサネット接続)

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図 1 イーサネット接続

物理構成(シリアル接続)

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図 2 物理構成(シリアル接続)

※ フレームリレーのPVCは定義済みです。DLCI番号は、各ルータで確認してください。

論理構成

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図 3 論理構成

IGP構成

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図 4 IGP構成

IPアドレス

各機器には、下記のIPアドレスをすでに設定しています。

表 1 設定済みのIPアドレス

機器

インタフェース

IPアドレス

R1

FastEthernet0/0

192.168.10.1/24

Loopback0

172.31.1.1/24

R2

FastEthernet0/0

192.168.2.0/24

Loopback0

172.31.2.2/24

R3

Ethernet0/0

192.168.3.0/3

Ethernet0/1

10.3.3.3/24

Loopback0

172.31.3.3/24

R4

Ethernet0/0

192.168.45.4/24

Ethernet0/1

192.168.47.4/24

Loopback0

172.31.4.4/24

R5

Ethernet0/0

192.168.45.5/24

Ethernet0/1

150.1.1.5/24

Loopback0

172.31.5.5/24

R6

Ethernet0/0

150.2.2.6/24

172.16.6.6/24(Secondary)

Ethernet0/1

10.6.6.6/24

Loopback0

172.31.6.6/24

SW1

Loopback0

172.31.7.7/24

SW2

Loopback0

172.31.8.8/24

SW3

Loopback0

172.31.9.9/24

 

2 IGP

2.1 RIP(2点)

  • R5でBB1とRIPによってルート情報を交換できるようにしてください。
  • R5はRIPルートをユニキャストで送信するようにしてください。
  • R5とBB1でRIPの認証を行ってください。パスワードは「CISCO」とします。 

2.2 RIPルートフィルタ(2点)

  •  BB1から受信する100.100.0.0/16のサブネットのうち、3オクテット目が偶数であるルートを受信しないようにしてください。
  •  R5のルーティングテーブルにBB1から受信した100.100.1.0/24のルートが登録されないようにしてください。ただし、明示的にルートをフィルタしてはいけません。

2.3 OSPF基本設定(3点)

  •  R1、R2、R3、R4、R5、SW1、SW2、SW3でOSPFを設定してください。各機器でOSPFを有効にするインタフェースは表の通りとします。

表 2 OSPFのインタフェース

機器

インタフェース

エリア

R1

Fa0/0

エリア0

S1/0

エリア123

S1/1-S1/2

エリア0

Lo0

エリア0

R2

Fa0/0

エリア123

S1/0

エリア123

Lo0

エリア123

R3

E0/0

エリア123

S1/0

エリア123

R4

S1/1-S1/2

エリア0

E0/0

エリア457

E0/1

エリア457

R5

E0/0

エリア457

SW1

VLAN47

エリア457

VLAN78

エリア789

VLAN789

エリア789

Lo0

エリア789

SW2

VLAN78

エリア789

VLAN789

エリア789

Lo0

エリア789

SW3

VLAN789

エリア789

Lo0

エリア789

  • R1でneighborコマンドを使用してはいけません。また、192.168.123.0/24上でDRの選出を行うものとします。
  •  各機器のルータIDは機器の再起動やインタフェースの追加によって変更されないようにしてください。
  •  この条件の設定完了時にOSPFドメイン内でのIP通信ができることを確認してください。

2.4 OSPFループバックインタフェース(2点)

  •  OSPFを有効化しているインタフェースのルートは、設定されているサブネットマスクでアドバタイズするようにしてください。
  •  R3のループバックインタフェースをOSPFドメインにアドバタイズしてください。ただし、明示的にOSPFを有効化してはいけません。また、他のループバックインタフェースと同じようにメトリックが決定されるようにしてください。

2.5 エリア0認証(2点)

  •  エリア0でネイバー認証を有効化してください。
  •  セキュリティを考慮して、パスワードを直接送信しない方式で認証を行ってください。パスワードは「CISCO」とします。

2.6 LSDBの最小化(2点)

  •  エリア789のLSDBのサイズが最も小さくなるように設定してください。

2.7 ネイバーの障害検出(2点)

  •  VLAN789では、ネイバーのダウンを20秒以内に検出できるようにしてください。ただし、明示的にDeadインターバルを変更してはいけません。

2.8 SW2のルーティング制御(2点)

  •  SW2は、VLAN78を優先してパケットを出力するようにしてください。
  •  OSPFコストを明示的に設定してはいけません。