CCNP BSCI 旧バージョン(640-901J)の模擬問題 No.71~No.75

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問題


No.71

次の図のルータのルータIDはいくつですか。


No.72

シスコルータにおけるBGP ORIGNアトリビュートについて正しいものをすべて選択してください。

1)networkコマンドでアドバタイズしたルートのORIGINは「n」である
2)networkコマンドでアドバタイズしたルートのORIGINは「i」である
3)redistributeコマンドでBGPにリディストリビュートされたルートのORIGNは「i」である
4)redistributeコマンドでBGPにリディストリビュートされたルートのORIGNは「?」である
5)「e」は現在ではほとんど使われることはない


No.73

次のネットワークを集約して、集約ルートだけをアドバタイズするには、どのコマンドを入力すればよいですか。

192.168.0.0/24
192.168.1.0/24
192.168.2.0/24
192.168.3.0/24
192.168.4.0/24
192.168.5.0/24
192.168.6.0/24
192.168.7.0/24
(config)#router bgp 1
(config-router)#

1)aggregate-address 192.168.0.0 255.255.248.0
2)summary-address 192.168.0.0 255.255.248.0
3)aggregate-address 192.168.0.0 255.255.255.248.0 summary-only
4)bgp summary-address 192.168.0.0 255.255.248.0
5)bgp aggregate-address 192.168.0.0 255.255.240.0


No.74

BGPテーブルのエントリを全てリセットするコマンドは次のうちどれですか。

1)#clear ip bgp
2)#clear ip route *
3)#clear ip bgp *
4)#delete ip bgp table
5)#clear ip bgp-table
6)#eraset ip bgp *


No.75

BGPピア192.168.1.1に対して、10.0.0.0/8のルートに対するMEDを100、それ以外のルートのMEDを200としてアドバタイズしたい場合、正しい設定を記述してください。

自ASのAS番号は100、ピア192.168.1.1のAS番号は1000とします。


解答と解説


No.71

【解答】1.1.1.1

【解説】
BGPでもOSPFと同様にルータを識別するためのルータIDがあります。選び方もOSPFとまったく同じです。

[Loopbackインタフェースがない場合]
アクティブなインタフェースのIPアドレスのうち、もっとも値が大きいアドレスがルータIDとなります。

[Loopbackインタフェースがある場合]
LoopbackインタフェースのIPアドレスのうち、もっとも値が大きいアドレスがルータIDとなります。

この問題のルータは、シリアルとイーサネット、Loopbackインタフェースを持っています。ですから、この場合のルータIDは、LoopbackインタフェースのIPアドレスとなります。

ちなみに、Cisco IOSでは、ルータIDを固定的に決めてあげることもできます。そのためには、次のコマンドを使います。

(config)#router bgp [AS番号]
(config-router)#router-id [ルータID]

わかりやすいルータIDをつけておくと、トラブルシュートするときなどに便利です。


No.72

【解答】2、4、5

【解説】
Well-known MandatoryであるORIGINアトリビュートは、そのルートの発生源を示すためのアトリビュートで、可能な値が次の3つあります。

「IGP」
IGPというORIGINアトリビュートは、UPDATEメッセージに含まれるNLRIがAS内のIGP(スタティックルートも含む)によって生成されたことを示しています。シスコルータでは、「network」コマンドを使ってBGPプロセスに載せたルートです。

「EGP」
EGPは、UPDATEメッセージで通知するNLRIがEGPによって生成されたことを示しています。このEGPはBGPの前身となるルーティングプロトコルで、現在はこのORIGINアトリビュートが利用されることはほとんどありません。

「INCOMPLETE」
INCOMPLETEは、UPDATEメッセージに含まれるNLRIが上記の2つの方法以外で生成されたことを示します。シスコルータでは、「redistribute」コマンドによって、他のルーティングプロセスからBGPプロセスに載せたルートです。


No.73

【解答】3

【解説】
まず、

192.168.0.0/24
192.168.1.0/24
192.168.2.0/24
192.168.3.0/24
192.168.4.0/24
192.168.5.0/24
192.168.6.0/24
192.168.7.0/24

を集約するとどうなるかを考えます。3バイト目に注目して、2進数に変換しま
す。

0 = 0000 0000
1 = 0000 0001
2 = 0000 0010
3 = 0000 0011
4 = 0000 0100
5 = 0000 0101
6 = 0000 0110
7 = 0000 0111

すると、下位3ビットを除いて、すべて共通であることがわかりますので、サブネットマスクを左に3ビットずらします。
すると、

192.168.0.0/21

という集約ルートが出来上がります。

BGPでは、集約ルートをアドバタイズするには、

aggregate-address [network] [subnetmask]

というコマンドを使います。が、これだけでは、集約ルートだけでなく、個別のルートもアドバタイズすることになります。これには理由があるのですが、今回は省略します。
問題で書かれているように、集約ルートだけをアドバタイズするためには、

「summary-only」

というオプションを「aggregate-address」コマンドのあとにつけることによって可能です。


No.74

【解答】3

【解説】
BGPテーブルをクリアするコマンドは、

#clear ip bgp *

です。最後の「*」がない状態で、Enterキーを押すと、不完全なコマンド入力ということで怒られてしまいます。
全部消したくなくて、あるエントリだけを消したいというときには、「*」の代わりに、その特定のエントリを入れてあげます。


No.75

【解答】

route-map MED permit 10
match ip address 1
set med 100
route-map MED permit 20
set med 200
access-list 1 permit 10.0.0.0 0.255.255.255
router bgp 100
neighbor 192.168.1.1 remote-as 1000
neighbor 192.168.1.1 route-map MED out

【解説】
BGPによるポリシーベースルーティングのひとつの例です。BGPのさまざまなアトリビュートを変更することによって、パケットが流れる経路を制御することができるようになります。

そのためには、「ルートマップ」というものをよく利用します。ルートマップによって、さまざまな条件に応じて、アトリビュートの値を調整することが可能です。

たとえば、

route-map MED permit 10
match ip address 1
set med 100
route-map MED permit 20
set med 200

というルートマップの設定は、
・「MED」という名前のRoute Map
・アクセスリスト番号1に一致するルートの場合は、MEDを100に設定
・それ以外のルートの場合は、MEDを200に設定

ということを表しています。

そして、アクセスリスト番号1は、

access-list 1 permit 10.0.0.0 0.255.255.255

なので、10.0.0.0/8のルートのMEDが100に設定されることになります。

アクセスリストと同じようにルートマップも作るだけでなく、それを適用しなくてはいけません。ルートマップの適用が

neighbor 192.168.1.1 route-map MED out

のコマンドです。
ピア192.168.1.1に対して、BGPでルートをアドバタイズするときにルートマップを適用するということを表しています。

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