多段階Telnetのセッション中断

あるデバイスから他のデバイスにTelnetして、そこからさらに別のデバイスにTelnetするというような多段階でTelnetをすることもできます。そのとき、セッションを中断して任意のデバイスのCLIに戻るには、ちょっとしたコツがいります。セッションを中断する[Ctrl]+[Shift]+[6]の押す回数で制御できます。

ルールは次のようになります。

[Ctrl]+[Shift]+[6]の押す回数

  • 奇数回-大元のデバイスのCLIに戻る
  • 偶数回-大元のデバイスからひとつずつ前のデバイスのCLIに戻る
実際に[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを複数回押すときは、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながら[6]キーを複数回押すようにすれば簡単です。
TelnetではなくSSHでも同様です。

多段階Telnetのセッション中断の例

具体的に次の図のようにR1からR4まで多段階でTelnetしている場合を考えます。

図 多段階Telnet その1
図 多段階Telnet その1

R1にコンソール接続し、R1からR2にTelnetします。そして、R2からさらにR3へTelnet、R3からR4へTelnetするとターミナルソフトウェアにはR4のCLIが表示されます。

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを1回

ここで、[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを1回押して、[x]キーを押すと大元のR1のCLIに戻ります。

図 多段階Telnet その2
図 多段階Telnet その2

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを2回

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを2回押して、[x]キーを押すと大元のR1の一つ前のR2のCLIに戻ります。

図 多段階Telnet その3
図 多段階Telnet その3

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを3回

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを3回押して、[x]キーを押すと大元のR1のCLIに戻ります。

図 多段階Telnet その4
図 多段階Telnet その4

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを4回

[Ctrl]+[Shift]+[6]キーを4回押して、[x]キーを押すと大元のR1から2つ前のR3のCLIに戻ります。

図 多段階Telnet その5
図 多段階Telnet その5

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