Ciscoルータの設定の流れ

Ciscoルータの設定の流れ

Ciscoルータの設定の流れは、次のようになります。

・コマンドの入力(running-configへの反映)

・入力した設定の確認(showコマンド、debugコマンド)

・startup-configへの反映(設定の保存)

何らかの設定を行うためには、それに応じたコマンドをCLIから入力します。
入力したコマンドはすぐに現在稼働中の設定情報であるrunning-configに反映
され、ルータは入力したコマンドに従って動作します。

そして、入力したコマンドによってルータが正しく動作しているかどうかを確
認します。コマンドを入力したらそれで終わりというわけではありません。こ
の点をきちんと認識して、意図したとおりにルータが動作していることを確認
してください。特に実務では重要です。動作を検証するために、さまざまなshow
コマンド、debugコマンドを利用します。

running-configの情報はRAMに存在するので、ルータの電源を切ると内容が消
えてしまいます。ルータが再起動しても設定内容を保持するために、NVRAMの
startup-configにrunning-configの内容を保存する必要があります。

また、特定の設定を消去したい場合は、消去したい設定の頭に[no]をつけてコ
マンドを入力します。たとえば、インタフェースにIPアドレスを設定するip address
コマンドを消去したい場合は、no ip addressというようにコマンドを入力し
ます。

コマンドの種類によって、「no」で消すときにどこまでパラメータを入力しな
ければいけないかが違います。また、消したときにrunning-configから完全に
消えるものもあれば、「no」がついた状態でrunning-config上に残るものもあ
ります。IPアドレスの設定コマンドは「no」がついた状態でrunning-config上
に残ります。

そして、ルータの設定すべてを消去したい場合は、erase startup-configコマ
ンドを使います。このコマンドによりNVRAMのstartup-configが消去され、ルー
タを再起動すると初期状態で起動します。

ログ erase startup-config

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Router#erase startup-config
Erasing the nvram filesystem will remove all files! Continue? [confirm]
[OK]
Erase of nvram: complete
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※このコンテンツは、6/19にリリースしたCCNAテキストの一部です。CCNAテキ
ストの詳細は↓をご覧ください。

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