Cisco認定資格の紹介 その8 CCNP ONT
目次
CCNP ONTの概要
CCNP ONTは、主にVoIPとQoSについての試験です。下記のCiscoのWebサイトを
みてみましょう。
このページを見ると、主な試験範囲は次の通りです。
- VoIP
- QoSの概要
- DiffServe QoS
- Auto QoS
- 無線LAN
一応、無線LANがありますが、ほんのオマケ程度の割合です。大半はVoIPとQoS
です。この2つのウチでもQoSの割合の方が多かったです。
VoIPの範囲にはレガシーな電話についての問題もちょくちょくあります。レガ
シーな電話の仕組みについての勉強も必要です。
QoSについては、基礎的なことからCisco独自のAuto QoS機能までかなり幅広く
出題されます。Auto QoSは細かいパラメータの知識やSDMによるAuto QoSの設
定などを知っておく必要があります。
無線LANは、Lightweight APを中心とした分散型ソリューションの話です。WCS
の機能なども知っておく必要があります。
CCNP ONTの対策
どの試験でもそうですが、まずはVoIP、QoS、無線LANといった試験で問われる
各技術の基本的な仕組みをしっかりと理解することからはじめましょう。
特にQoSはその考え方から、何をどのように制御するのかまできちんと理解し
なければなりません。
そして、Ciscoルータでの設定をどのように行えばいいのかということもとて
も重要です。ONTではあまりshowとかdebugコマンドの解釈はできなくても大丈
夫です。設定をしっかりと解釈できる必要があります。設定は、CLIだけでは
なく、SDMの設定もわかるようにしておきましょう。
ONTの対策用のテキストとしては、Cisco Pressの公式ガイドが日本語に翻訳さ
れています。
「シスコ技術者認定公式ガイド CCNP【ONT】編(試験番号:642-845J)」
翻訳書なので、ちょっとわかりにくいかもしれません。QoSについては、「ネ
ットワークのおべんきょしませんか?」で解説している下記のページを見てい
ただくと参考になると思います。
「ネットワークのおべんきょしませんか? QoS」
//www.n-study.com/network/qos/