FTP復習問題その1

FTP復習問題その1

■以下のFTPについての説明の文章中の空欄を下のKey Wordsから選択して埋めてください。なお、Key Wordsは複数回使われるものもありますし、1度も使われないものもあります。

ファイル転送を効率よく行うためのプロトコルとして、(「FTP」)があります。FTPは、TCP/IPの(「アプリケーション層」)のプロトコルで下位層である(「トランスポート層」)に(「TCP」)を利用しています。ポート番号は、(「20」)と(「21」)を使います。(「20」)はデータ転送用、(「21」)は制御用です。

トランスポート層にTCPを利用しているので、(「信頼性」)の高い通信を行うことができます。大きなサイズのファイルを転送するときには(「分割」)されて送られます。この分割されたデータのうちひとつでも相手に届かなければ、ファイルを組み立てることができずに、最初から送りなおすことになってしまいます。
このようなことが起こらないようにするために、TCPを使って(「コネクション」)の確立、エラー制御、(「順序制御」)などを行います。

しかし、サイズの小さなファイルを送るときにはわざわざTCPを使って、(「コネクション」)の確立などを行うのは大げさな場合があります。ハガキですむことをわざわざ書留にして送っているようなものです。
途中でデータが失われても、再送の手間が大きくないようなファイル転送であれば、(「TFTP」)を使う方が効率的にファイル転送を行うことができます。

FTPは(「クライアントサーバ」)型の通信を行います。ファイルを提供する(「FTPサーバ」)とそのファイルをダウンロードする(「FTPクライアント」)がいます。

まず、(「FTPクライアント」)から(「FTPサーバ」)へ制御用のTCPコネクション確立を行います。制御用ポートの(「21」)に対してコネクションを確立します。この制御用のコネクションを通じて、クライアントからのさまざまな(「コマンド」)、それに対するサーバからの(「応答コード」)をやり取りすることによってファイル転送を制御します。このときのFTPクライアント側のポートは(「ランダムポート」)です。

FTPサーバとFTPクライアントの間で(「制御用コネクション」)が確立すると、サーバから「220 service ready」という応答が返されます。すると、クライアントの画面には、ユーザ名を入力するように表示されます。ユーザ名を入力すると、クライアントは「(「USER」) ユーザ名」というコマンドをサーバに送ります。
サーバは、送られてきたユーザ名が登録済みであれば、「331 user okay」を返します。次にパスワードを入力すると、FTPクライアントは「(「PASS」) パスワード」というコマンドを送信します。サーバでパスワードのチェックが成功すると、「(「230」) user logged in」という応答が返ってきて、FTPサーバへのログインが完了です。

以上のプロセスを経てようやく次にファイル転送をはじめることができます。

(「anonymous」) FTPサーバといって、登録されていないユーザでも自由に利用できるFTPサーバもあります。ユーザ名として「anonymous」、パスワードとしてメールアドレスを求められることが多いです。
anonymous のユーザを認めるか認めないかは、セキュリティを考慮して判断します。きちんと登録されたユーザしか使えないようにしたいのであれば、anonymousの設定を無効にしておかなければいけません。

Key Words

「クライアントサーバ」「anonymous」「220」「物理層」「USER」「RIP」「230」「FTPサーバ」「ネットワーク層」「トランスポート層」「IP」「FTPクライアント」「インターネット層」「PASS」「UDP」「信頼性」「アプリケーション層」「FTP」「TCP」「効率」「21」「組み立て」「コネクション」「80」「ICMP」「分割」「データ転送用コネクション」「5」「20」「制御用コネクション」「OSPF」「TFTP」「応答コード」「BGP」「コマンド」「順序制御」「ウェルノウンポート」「ランダムポート」「IGRP]「ルータ」「操作性」「セキュリティ」「ルーティング」「スイッチング」

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