GLBP その1

GLBPの概要

GLBPはCisco独自プロトコルで、デフォルトゲートウェイの冗長化だけではなく負荷分散も実現できることが大きな特徴です。HSRPやVRRPでも負荷分散することはできますが、クライアントPC側のデフォルトゲートウェイの設定も考慮しなければいけません。GLBPであれば、クライアントPC側のデフォルトゲートウェイの設定はすべて共通です。GLBPでも以下のような仮想IPアドレスと仮想MACアドレスがあります。

仮想ルータのIPアドレス: 設定で指定
仮想ルータのMACアドレス: 00-07-b4-00-XX-YY (XX:GLBPグループ番号、YY:01~04)

GLBPグループのルータは、すべて仮想ルータのIPアドレスを共有します。そして、グループ内のそれぞれのルータに仮想MACアドレスが割り当てられます。GLBPでグループ化できるルータは最大4台です。つまり、1つの仮想IPアドレスに対して最大4台のルータで負荷分散が可能です。
PCやサーバのデフォルトゲートウェイのIPアドレスには、HSRPやVRRPと同様に仮想IPアドレスを指定します。仮想IPアドレスに対するMACアドレスは、それぞれのルータの仮想MACアドレスに解決されます。その結果、クライアントPCからの他のネットワーク宛ての通信はそれぞれのルータへ負荷分散されるようになります。