シスコルータのキホンその4

CLIとは?

シスコルータはさまざまなコマンドを入力して、ルータに設定を行います。この
コマンドベースの設定方法をCLI(Command Line Interface)と呼んでいます。前回紹介しましたセットアップモードでも設定を行うことができるのですが、原則としてCLIによるコマンド入力によってルータの設定やさまざまな情報を参照することができます。

CCNAに合格するためには、シスコルータのCLIの基本についてしっかりと身に付けてください。


コマンド入力の便利機能

シスコルータを設定するためのコマンドは数多く存在します。ルータに名前を付けるための hostname コマンド、ルータのインタフェースにIP アドレスを設定する ip address コマンド、パスワードを設定する enable secret コマンドなどなど。

このようなたくさんのコマンドを全部覚えるというのは、ちょっと大変です。だいたいの構文を覚えていても、細かいところまで完全に覚えることは難しくなります。そこで、コマンド入力の便利機能である「ヘルプ」と「補完」があります。


まず、
ヘルプはコマンドラインから「?」を入力します。ヘルプによって、ある文字で始まるコマンドや、次にどういうコマンドを入力することができるのかがわかります。たとえば、"e"ではじまるコマンドを知りたいというとき、次のように"e"のあとに"?"を入力します。


Router>e?
enable exit

Router>e


するとenableexitというコマンドがあることがわかります。また、
コマンドはひとつだけで終了するのではなく、そのあとにいくつか別のコマンドが続くことがよくあります。例として、enableのあとにどのコマンドを入力することができるのかは、次のようにします。


Router>enable ?
<0-15> Enable level
<cr>

Router>enable


enableのあとには、0〜15の数字を入力するか<cr>を入力するかという2つのケースがあることがわかります。<cr>はエンターキーのことでコマンドの終了を意味しています。


そして、
補完は"TAB"キーを利用します。コマンドによっては非常に長いものもあります。長いものを覚えるのも大変ですし、入力ミスも発生するかもしれません。そこで、コマンドの一部を入力してTABキーを押すとコマンドの残りの部分を補完してくれます。ただし、コマンドを一意に識別できる部分まで入力しないといけません。
たとえば、"e"で始まるコマンドは2つありますが、ただ単に"e"のあとにTABキーを押しても補完機能は働きません。コマンドを一意に識別できる"en"まで入力してからTABキーを押すと次のようにコマンドの補完が行われます。


Router>en[TAB]
Router>enable


なお、
コマンドの補完を行わなくてもコマンドを一意に識別できるところまで入力してエンターキーを押すことでルータはコマンドを認識してくれます。つまり、"enable"+エンターキーと"en"+エンターキーは同じことです。



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