IPアドレスとは・・・

IPアドレスとは、TCP/IP環境で通信を行うために相手先を指定する32ビットのアドレスです。現在のバージョン4のIPでは32ビットです。通常、8ビットずつ10進数に変換して「.」で区切る表記方法がされています(「205.36.45.20」など)が、コンピュータが理解する上では、32個のビット列です。


IPアドレスの構成

IPアドレスは、ネットワークを識別するためのネットワーク部とネットワーク内のコンピュータを識別するためのホスト部から構成されています。あとで説明するサブネット部の3つから構成されていると書かれる場合もありますが、サブネット部もネットワーク部の一部とみなせば基本的にはIPアドレスは、

IPアドレス=ネットワーク部+ホスト部

という構成です。

また、ネットワーク部、ホスト部はそれぞれ「0」または「1」のビット列になりますが、すべて「0」またはすべて「1」は割り当てることができないという決まりがあります。
たとえば、ホスト部がすべて「0」の例として、「
200.100.10.0」が考えられます。一番最後の8ビットがホスト部になっているのですが、これはネットワークそのものを表します。


またホスト部がすべて「1」の例は、「200.100.10.255」があります。これは、ブロードキャストアドレスといってネットワーク上のすべてのコンピュータを表すアドレスとなります。


クラス分け

ネットワークの規模に応じて、IPアドレスのクラスが定義されています。クラスは A〜E まで5つありますが、コンピュータなどに割り当てるIPアドレスはクラスA〜Cのいずれかになります。クラスD、Eは特別な用途に利用されます。
クラスは、最初の数ビットとネットワーク部に何ビット使い、ホスト部に何ビット使うかによって見分けることができます。

クラスA
クラスAは最初の1ビットが「0」、そして2ビット目から8ビット目までがネットワーク部、残り24ビットをホスト部として使用しています。最初の8ビットを10進数になおすと、1〜126となります。

N:ネットワーク部 H:ホスト部

0NNNNNNN HHHHHHHH HHHHHHHH HHHHHHHH
ネットワーク:7ビット→2^7-2=126のネットワーク
ホスト:24ビット→2^24-2=16777214台のコンピュータ
非常に大規模なネットワークです。



クラスB

クラスBは最初の2ビットが「10」、そして3ビット目から16ビット目までがネットワーク部、残り16ビットをホスト部として使用しています。最初の8ビットを10進数になおすと、128〜191になります。

10NNNNNN NNNNNNNN HHHHHHHH HHHHHHHH
ネットワーク:14ビット→2^14-2=16382のネットワーク
ホスト:16ビット→2^16-2=65534台のコンピュータ
中規模なネットワークです。



クラスC
クラスCは最初の3ビットが「110」、そして4ビット目から24ビット目までがネットワーク部、残り8ビットをホスト部として使用しています。最初の8ビットを10進数になおすと、192〜223になります。

110NNNNN NNNNNNNN NNNNNNNN HHHHHHHH
ネットワーク:21ビット→2^21-2=2097152のネットワーク
ホスト:8ビット→2^8-2=254台のコンピュータ
小規模なネットワークです。


※「2^7」は2の7乗です。
ここですべて「-2」とあるのは、ネットワーク部・ホスト部ですべて「0」の場合とすべて「1」の場合をのぞいているからです。



クラスD
クラスDは最初の4ビットが「1110」です。ネットワーク部とホスト部の区別はありません。最初の8ビットを10進数になおすと、224〜239です。マルチキャスト用のアドレスとして利用されます。

クラスE
クラスEは最初の5ビットが「11110」です。ネットワーク部とホスト部の区別はありません。最初の8ビットを10進数になおすと、240〜254です。主に実験用として利用されます。







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