RIPv2

RIPversion2(RIPv2)って?

RIPは、シンプルで使いやすいルーティングプロトコルです。しかし、クラスフルルーティングプロトコルであるためにVLSMをサポートできないということや、不連続サブネットで正しくルーティングすることができない、ブロードキャストでアップデートを送信するためにネットワークに負荷をかけてしまうなど、さまざまな制限があります。その制限を緩和するためにRFC2453でRIPversion2(RIPv2)が記述されています。ここからはRIPv2について解説します。



RIPv2のパケットフォーマット

RIPv2のパケットフォーマットは、次の図の通りです。





ほとんどRIPv1と同じですが、RIPv1では0で埋められていた部分が、
サブネットマスク情報とネクストホップアドレス情報が入るフィールドになっていることがわかります。サブネットマスクの情報を運ぶことができることから、クラスフルルーティングプロトコルであるRIPv1とは異なり、RIPv2はクラスレスルーティングプロトコルです。

RIPv1のパケットフォーマット



RIPv2の拡張された点

RIPv2において、RIPv1から拡張された点は次のようになります。

・クラスレスルーティングプロトコル
RIPパケットの中にサブネットマスクの情報を入れることができるので、RIPv2はクラスレスルーティングプロトコルです。

・VLSMのサポート
クラスレスルーティングプロトコルであるために、VLSMをサポートすることができます。VLSMによって、必要なホストアドレスに応じたサブネットマスクを柔軟に適用してIPアドレスの利用効率を高めることができます。

・不連続サブネットのサポート
メジャーネットが異なるネットワークで分断された不連続サブネットにおいても正しくルーティング情報を交換することができます。

・マルチキャストの利用
アップデートを送信する際に、ブロードキャストではなくマルチキャストを利用します。マルチキャストを利用することによって、RIPv2ルータしかパケットを処理しません。そのため、ネットワーク上のホストに余計な負荷をかけることがなくなります。
RIPv2で利用するマルチキャストアドレスは、224.0.0.9です。

・認証機能のサポート
ルート情報を交換するルータで認証を行うことができます。認証によって、RIPアップデートの偽造や改ざんによるネットワークの混乱を防ぐことができます。

・任意の境界での手動集約のサポート
シスコルータでの実装ですが、クラス境界での自動集約だけでなく各インタフェースで任意のビット境界での経路集約を行うことができます。適切なIPアドレッシングを行っていれば、この機能によってルーティングテーブルのサイズを小さくし、安定したルーティングを行うことができます。

上記のようにさまざまな拡張が行われていますが、RIPv2もRIPv1と同様に、
ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコルであることは変わりありません。そのため、コンバージェンスが遅いやルーティングループ発生の可能性など、問題点は残されています。







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