ルータまとめ

ルータの主な機能
ルータの機能についてもう何回にもわたって紹介してきました。いままで紹介してきた以外にもいくつかの機能はあるのですが、主なものはすんでいます。
ここで理解の確認のためにすこしおさらいしましょう!ルータの主な機能は次のとおりです。

ブロードキャストドメインの分割
ネットワーク層の情報によるルーティング(経路選択)
パケットフィルタリングによるトラフィック管理
アドレス変換

これらについて、順番に復習してみます。


ブロードキャストドメインの分割
ブロードキャストドメインは、ブロードキャストが届く範囲です。言い換えると、
「直接通信ができる範囲」ということです。
ブリッジで大規模なネットワーク、とくに冗長なネットワークを構成すると
ブロードキャストストームなどさまざまな問題が発生する可能性があります。また、ブロードキャストのデータはネットワーク上のすべてのコンピュータに対して負担をかけてしまうので、あまり広範囲にブロードキャストが伝わっていくことは好ましくありません。
ルータによってブロードキャストを閉じ込めることによって、ブロードキャストストームなどの問題を解決し、さらにネットワークの効率を向上させることができます。


ルーティング
ブロードキャストドメインを分割すると異なるブロードキャストドメインに含まれるコンピュータ同士は直接通信を行うことができません。異なるブロードキャストドメインのコンピュータが通信を行うためにはルータによってデータを中継してもらう必要があります。このデータの中継機能をルーティングと呼び、ルータの最も基本的な機能です。
ルータはルーティングを行うために、ネットワーク層の情報を使います。たとえば、TCP/IPならIPアドレスの情報を使ってルーティングを行います。このため、
ルータはネットワーク層で動作するネットワーク機器と言われます。
また、ルーティングを行うためにはルーティングテーブルが必要です。
ルーティングテーブルにはあて先のネットワークアドレスや次にどのルータにデータを中継すればいいかといったことが登録されています。このルーティングテーブルをどのように設定するかによってルーティングの種類が分かれてきます。
ルーティングテーブルを手動で設定する方法が
スタティックルーティング、ルーティングプロトコルによって自動的に設定する方法がダイナミックルーティングです。


パケットフィルタリング
あるデータに対してルータを通過させる/させないといった制御を行うことができます。これをパケットフィルタリングと呼んでいます。
パケットフィルタリングの条件は、IPアドレスやポート番号によって設定することができます。ポート番号によるフィルタリングを行うと、データの種類ごとにきめこまかい制御を行うことができます。


アドレス変換
ルータによってインターネットに接続する場合、通常グローバルアドレスからプライベートアドレスへの変換を行います。変換を行うには、NATやIPマスカレードを使います。
NATはひとつのグローバルアドレスで同時に1台のコンピュータのみインターネットに接続することが可能です。それに対して、IPマスカレードはひとつのグローバルアドレスで同時に複数のコンピュータがインターネットに接続することができます。

以上、ルータの機能のおさらいでした。







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