日経NETWORK 2004.7 『アクセスを増やすブログのしくみ P98~P103』 by Gene
日経NETWORK」の7月号が届いて、入っているビニール越しに表紙を見ると、右下に
「ブログ」
の文字が。
「えっ!、日経NETWORKでブログ~~~!!??」
と、一瞬、目を疑いました。
最近は、パソコン雑誌なんかではよく「ブログ」という言葉が出てきますが、日経NETWORKに出てくるとは、ビックリしました。それだけ、ブログが注目されつつあるということでしょうか?
まず、「ブログ」とは何か?というところから始まっています。
ブログは、ひと言で言うなら、ユーザがWebブラウザから記事を投稿し、手軽に自分のWebページを作れるサービスである。
とかなりオーソドックスな定義ですね。よく言われるのが、「つまり、日記でしょ?」ということですが、ブログならではの機能があり、それらを使うと
見知らぬユーザーが自分のページにアクセスしてもらえるように、コミュニケーションの輪を広げる
ことができるのです。
ブログの定義については、こないだ読んだ「ウェブログ超入門!」という本が参考になります。そこでは、ブログの定義は次のように述べられています。
「ウェブログ超入門!」
「絵文録ことのは」
※著者 松永さんのブログです
情報を早く、多くの人に、整理された形で伝え、しかもその情報を一方的に垂れ流すだけでなく、相互に連携できるシステム
この定義は、端的にブログについて表しているものだと思います。ブログは、単なる日記じゃなくて、情報発信する敷居を低くし、そして情報の相互の連携を簡単に構築して、コミュニケーションの輪を広げるためのツールとして、ぼくは考えています。ぼくも今年の2月からブログを通じて多くの方の考えに触れ、新しく出会うことができた方も何人もいらっしゃいます。これからのインターネットの世界で、ブログはひとつの重要なツールとなっていくと思っています。
ちなみに、ぼくのブログは
でご覧いただけます。
他のパソコン雑誌のブログの記事と違うところは、ブログの仕組みについてフォーカスしているところです。上記のコミュニケーションの輪を広げるためのブログの機能として、3つ挙げています。
- トラックバック
- ピング
- RSSフィード
普通のパソコン雑誌のブログの記事なら、トラックバックは
「他の人が書いた記事と関連した記事を書きましたよ~と知らせて強制的相互リンクをはる機能」
という風に説明されます。
これが、日経NETWORKの解説だと、もちろんトラックバックについて普通のパソコン雑誌に書かれている説明もありますが、それに加えて、
「ブログ・サーバーにトラックバックを要求するHTTPリクエストを作り・・・」
と内部的にトラックバックの仕組みの説明もあるのです!
ブログを始めると最初のうちは、トラックバックってよくわからなくて使っていなかったのですが、最近はちょこちょこ使っています。でも、ここまでの内部的な仕組みまでは考えたことがなかったです。日経NETWORKのトラックバックの仕組みを読んで、
「へぇ~、そうなっていたのかぁ」
と思いました。やっぱり、仕組みがわかるといろいろと面白いものですね。ぼくは、なんとなくレイヤが高い技術は苦手意識を持っていて、ブログの仕組みを調べようとしなかったのですが、ちょっと反省です。トラックバックだけじゃなく、ピングやRSSフィードについても、一般的な概要レベルの説明に加えて、技術的な内部の仕組みの解説もあります。
もちろん、普通にブログを始めて自分の興味がある内容を書き連ねていくには内部的な仕組みを知る必要はありませんが、知っておいて損があるわけじゃありません。もし、これからブログをはじめたいなぁと思っている方は、ぜひぜひ読んでみていただくといいでしょう。
ところで、記事の中にサンプルとして載せられていた、
「ネットその日その日」
「ネットワークつれづれ」
っていうブログは実在しているのでしょうか?エキサイトでちょっと検索してみたのですが、見つけられませんでした。日経NETWORKの方、見ていたら教えてくださいね。
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