EIGRPの設定 EIGRPの特徴 ・ 高速コンバージェンス ・ 帯域幅使用の減少 ・ 複数のネットワーク層プロトコルをサポート ・ 増分アップデート ・ VLSMサポート IPパケットでルーティング情報を配送。プロトコル番号88 サポートトポロジ ・ マルチアクセス(LAN) ・ ポイントツーポイント(HDLC) ・ NBMA(フレームリレー) EIGRP用語 ネイバーテーブル 隣接するルータを一覧表示したエントリ。OSPFのネイバーテーブルと同じようなもの。このテーブルに登録されているルータと双方向通信が可能。サポートするプロトコルごとにネイバーテーブルが1つある。 トポロジテーブル ルータが知っているすべてのあて先についてのルートエントリ。サポートしているプロトコルごとに1つのトポロジテーブルが存在する。 ルーティングテーブル トポロジテーブルからあて先までの最適な(サクセサ)ルータを選択し、ルーティングテーブルに登録する。サポートプロトコルごとに1つのルーティングテーブルが存在する。 サクセサ あて先に到達するのに使用するルート。ルーティングテーブルに登録される。 フィージブルサクセサ バックアップルート。トポロジテーブルに登録されている。 EIGRPパケット Hello 近接関係の確立、維持する。マルチキャストアドレス224.0.0.10.確認応答を必要としない。 アップデート 特定のルータが対象としているルートを通知するために送信する。新しいルートが検出されたときか適用領域が完了したときに送信される。確認応答を要求する。 クエリ ルータがルート計算を実行中でフィージブルサクセサを持っていない場合は、ネイバーに対してクエリパケットを送信する。確認応答を要求する。 応答 クエリパケットの返事として送信される。ユニキャスト。確認応答を必要とする。 ACK パケットの確認応答のために送信される。 Hello間隔(ip eigrp hello-interval) 5s 60s ・ ブロードキャストメディア(イーサネット、トークンリング、FDDI)・ ポイントツーポイントシリアルリンク(PPP、HDLC、ポイントツーポイントフレームリレー/ATMサブインタフェース)・ T1以上のマルチポイント回線(ISDN PRI、SMDS、フレームリレー) ・ TI未満のマルチポイント回線(ISDN BRI、フレームリレー、SMDS) ※ ホールドタイムはデフォルトでHelloの3倍(ip eigrp hold-interval) ネイバー確立の注意点 ・ Helloとホールドタイムが一致していなくてもいい ・ Helloパケットをインタフェースの一次アドレスから調達 ・ K値が一致していないとダメ ・ AS番号が一致していないとダメ ネイバーテーブルを見るコマンド router#show ip eigrp neighbors 1.新規ルータ(RouterA)がオンラインになると、すべてのインタフェースを通じてHelloを送信する 2.Helloを受信すると、そのインタフェースを通じて入手したルートをのぞく(スプリットホライズン)すべてのルートのアップデートパケットを送り返す。 3.RouterAは各ネイバーに対してACKパケットを送り返す。 4.RouterAはすべてのアップデートパケットを自分のトポロジテーブルにインポートする。 5.RouterAは各ネイバーとアップデートパケットを交換する。 6.各ルータはアップデートパケットのACKを返す。 すべてのアップデートの交換が終了すると、RouterAはトポロジテーブルでサクセサとフィージブルサクセサを選ぶ。 EIGRPのメトリック計算 メトリック=[K1×帯域幅+(K2×帯域幅)/(256−負荷)+K3×遅延]×[K5/(信頼性+K4)] デフォルトでは、K1=1、K2=0、K3=1、K4=0、K5=0より帯域幅+遅延 EIGRP DUAL AD ネクストホップルータとあて先との間のコスト FD(フィージブルディスタンス) ADとローカルルータとネクストホップルータのコストを加算したもの。 サクセサ 最もコストの低いルート。ルーティングテーブルに追加される。 フィージブルサクセサ FS バックアップ用のパス。ただし、現在のサクセサルートのFDよりもADが小さいルートしかフィージブルサクセサになれない。 集約 デフォルトではクラスフル境界で集約が有効になっている。 ネットワーク内の任意のルータでインタフェース単位で集約の設定が可能。 (config-router)# no auto-summary 自動集約を無効化 (config-if)# ip summary-address eigrp
このインタフェースによって生成される集約アドレスを作成する roadバランシング メトリックが最小のルートが複数ある場合はルーティングテーブルに入る。等コストロードバランシング。同一のあて先について最大6うのエントリがルーティングテーブルに入る。デフォルトは4 メトリックが等しくない経路でもロードバランシングを行うことができる。(不等コストロードバランシング)