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2005年02月26日

ボリンジャーバンド

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。いま、テクニカル指標のひとつである「ボリンジャーバンド」について勉強しています。Googleで「ボリンジャーバンド」で検索してみたのですが、あんまり詳しい解説を見つけられなかったので、本を買って読んで勉強しています。ボリンジャーバンドの開発者自らが書いた本です。

ボリンジャー・バンド入門 ― 相対性原理が取り明かすマーケットの仕組み
ボリンジャー・バンド入門 ― 相対性原理が取り明かすマーケットの仕組み

ボリンジャーバンドは、標準偏差を用いた株価の相対的な高値、安値を判断するための指標です。移動平均線を中心として、その上下に標準偏差(σ)の±2倍の幅の線がボリンジャーバンドです。標準偏差の線、3倍の線が引かれていることもあります。

統計学では、正規分布のデータは±2σの間に95%のデータが分布します。株価は、純粋な正規分布を取らないので、カバー率は約89%だそうですが、実用上は十分なレベルです。

また、ボリンジャーバンドの幅は、株価のボラティリティの高さを表しています。バンド幅が小さい部分では、ボラティリティ、つまり株価の変動が比較的小さいです。一方、バンド幅が大きい部分ではボラティリティが大きいことを意味しています。

ここで興味深いのが「スクイーズ」という言葉です。スクイーズは「絞る」という意味ですから、ボリンジャーバンドのバンド幅が「キュッ」と狭まっているところを指しています。低いボラティリティは、高いボラティリティの前兆になるそうなので、スクイーズのところでマーケットに入っていくタイミングを判断することができます。このようなマーケットの参入の方法をボラティリティブレイクアウトと言っているようです。ブレイクアウトは、本に書いている言葉をそのまま使っていて、正確な意味はわかりませんが、「株価のつきぬけ」といったニュアンスでとらえています。バンド幅が小さい、つまりボラティリティが小さいということは、株価がもみ合っているんですね。で、しばらくその状態が続くと、一気に株価が上昇、もしくは下降に転じていくことになるでしょう。そこを狙ったのがボラティリティブレイクアウトだと理解しています。

ただ、株価が上昇するか、それとも下降するかっていうのは、どうやって判断すれば良いのかっていうのがイマイチよくわかりません。その点を、実際にいくつかの個別の銘柄のチャートを見ながら傾向を掴んでいければなぁと思います。

ボリンジャーバンドでの判断とはまったく関係ないのですが、2/21に株を買いました。それを書いておきますね。

2005/2/21 東証9037 ハマキョウレックス 株価:4270円 株数:100株

これを買った理由は、こないだのケンミレカレッジの勉強会で、増資発表後、底になっているかもしれないという意見を聞いたので。ぜんぜん自分で考えていない、ダメダメな選択ですね・・・ま、実際に買ってみて、値動きを見ています。
でも、買ってからほとんど動かないんですよね・・・で、ボリンジャーバンドを描いてみたら、ちょうどスクイーズらしい形になっています。まったくの偶然ですが、ついでにスクイーズからのボラティリティブレイクアウトするかどうかを確認してみます。株価が上昇すればいいんですけどねぇ。一応、ロスカットは5%ぐらいとして、4000円の逆指値を出しています。売りの目標は年初高値の4800円近辺を狙っている状況です。

さぁ、2005年の最初の売買がどう転ぶか。うまくいってもいかなくても、必ず何かひとつは学習できるようにします。

投稿者 Gene : 23:42 | コメント (0) | トラックバック