無線LAN Cisco Aironet無線LANクライアントアダプタの設定
目次
ADU(Aironet Desktop Utility)
ADU(Aironet Desktop Utility)とは、Cisco Aironet無線LANクライアントアダ
プタの設定を行うためのソフトウェアです。Windows XPのネットワーク接続か
らCisco Aironet無線LANクライアントアダプタを設定することもできますが、
その場合は一部の機能を利用することができません。Aironetクライアントア
ダプタの機能を完全に利用するためには、ADUによる設定が推奨されています。
ADUのスクリーンショット
ADUを起動すると次のような画面になり、現在の無線LANクライアントの状態
([Current Status]タブ)が表示されます。
図 34 ADUの画面
[Current Status]タブでは、次の項目を確認できます。
- Profile Name
利用しているプロファイル名 - Link Status
無線リンクの状態 - Network Type
アドホックモード、インフラストラクチャモードの動作モード - Wireless Mode
利用している周波数帯と伝送速度 - Current Channel
利用しているチャネル - Server Based Authentication
認証の種類 - Data Encryption
暗号化の種類 - IP Address
無線LANクライアントのIPアドレス - Signal Strength
信号強度
アソシエーションしているアクセスポイントの情報を確認したいときは、
[Advanced]をクリックして、[Advanced Status]を見ます。
図 35 Advanced Status 画面
[Advanced Status]では、アソシエーションしているアクセスポイントのホス
ト名やIPアドレス、MACアドレスに加えて、無線信号の強度の具体的な数値な
どを確認することができます。
アソシエーションするSSIDなどを設定するには、[Profile Management]タブを
クリックします。
図 36 Profile Management画面
プロファイルは、利用するSSIDや認証・暗号化の種類、電波出力などの物理的
な設定をまとめたものです。プロファイルを選択して[Activate]をクリックす
ると、そのプロファイルの設定にしたがってアクセスポイントへのアソシエー
ションを開始します。[New]あるいは[Modify]をクリックすると、次のような
プロファイルの詳細設定画面になります。
図 37 Profile Management General 画面
[General]タブでは、利用するSSIDを指定します。
図 38 Profile Management Security 画面
[Security]タブでは、暗号化や認証の種類を指定します。
図 39 Profile Management Advanced 画面
[Advanced]タブでは、電波出力や利用する周波数帯、伝送速度などを指定します。
ASTU(Aironet System Tray Utility)
ASTUは、無線LANの接続状況を簡単に確認するためのシステムトレイ上のユー
ティリティです。システムトレイ上のアイコンでアソシエーションしているか
どうか、その場合の信号強度がどのようになっているかがわかります。また、
マウスポインタをアイコンに合わせれば、利用しているプロファイルや伝送速
度、IPアドレスなどの情報が表示されます。
システムトレイアイコンは次のような意味を持ちます。
表 システムトレイアイコンの意味