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IPルーティング 再び その4

(所属カテゴリー:IPルーティング---投稿日時:2008年2月22日)

ルート集約

ルート集約とは、複数のネットワークアドレスを1つのネットワークアドレス をまとめることを意味します。ルート集約を行うことによって、

・ルーティングプロトコルのトラフィックを削減する
・ルータのルーティングテーブルのサイズを小さくする

ことができます。

ルート集約の例として、次のネットワークを考えましょう。R2の配下に 192.168.1.0/24~192.168.7.0/24までの7つのネットワークがあるとします。 このときR1にはリモートネットワークへのルート情報をそのまま登録すること もできますが、ネクストホップはすべて共通でR2です。すると、わざわざ7つ ものルート情報をルーティングテーブルに登録する必要はありません。ネクス トホップが共通のルート情報をひとつにまとめて集約することで、ルーティン グテーブルのサイズを小さくすることができます。


図 ルート集約の例

集約ルートの生成は、まとめたい複数のネットワークアドレスの共通部分を判 断します。図の例でいえば、2バイト目までは共通であることは明らかなので、 3バイト目に注目してビットに変換しています。すると、3バイト目の上位5ビ ットが共通していることがわかるので、その部分までサブネットマスクを左に ずらします。その結果、192.168.1.0/24~192.168.7.0/24は192.168.0.0/21に 集約されることになります。

一般にサブネットマスクを左にnビットずらすことによって、2^n個のネットワ ークアドレスを1つの集約ルートに集約できます。例では、3ビット左にずらし ているので正確には、192.168.0.0/24~192.168.7.0/24の8つのネットワーク アドレスを1つの集約ルートに集約しています。

ここで「4ビットずらしてはいけないのか」あるいは「10ビットずらしてはい けないのか」という疑問を持つかもしれません。どちらも可能です。 集約するときにサブネットマスクをずらすビット数は、いくつのネットワーク アドレスを集約したいのかによって決めればいいです。4ビットずらすと 192.168.0.0/24~192.168.15.0/24の15個のネットワークアドレスを1つに集約 して192.168.0.0/20という集約ルートを生成することになります。

そして、どんどんサブネットマスクを左にずらしていった究極の集約ルートが あります。それがデフォルトルートです。デフォルトルートは「0.0.0.0/0」 で表現される特殊なルート情報で、あらゆるネットワークを集約したルート情 報、つまり、すべてのネットワークを表します。

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