平成16年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅰ 問3設問3解答と解説

目次

解答

①ISDN等外部環境によるノイズ(15字)
②収容局からの距離による減衰(13字)

解説

ADSLはおなじみですよね。既存の電話線を利用してブロードバンドインターネットアクセスを実現する技術として、ブロードバンドが一般家庭にも普及するきっかけとなりました。そういったコンシューマ向けのアクセスというイメージが強いADSLですが、ここ数年はIP-VPNや広域イーサのアクセス回線としても利用できるようになっています。高帯域な回線を安価に利用できるのが一番のメリットですが、やはり通信速度や品質が不安定になるのは、ADSL技術の特性として避けられません。ADSLの性能に影響を与える主要な要因は以下の2つなので覚えておきましょう。

1.外部からのノイズ
ADSLは外部環境からのノイズを受けやすい回線です。メタル線が外部の電磁波を受けた場合、電磁誘導により電線に電流が流れ、ADSLのノイズとして影響を及ぼします。AMラジオやISDNがADSLのノイズとなりうることは有名です。とくにISDNの場合は影響が大きいので注意が必要です。
なお電子レンジがADSLのノイズとなるという噂もありますが、実際には電子レンジとADSLでは使用している周波数が異なるため、干渉はしないようです。

 

2.収容局からの距離による減衰
   当然ですが、電気信号は距離が遠くなるほど減衰します。また、高周波の信号ほど距離の影響を受けやすいという特徴があります。ADSLは電話で使用する周波数帯と異なる周波数帯を利用することで電話との干渉を防いでいるため、使用する周波数帯は電話よりも高いものです。その分距離による減衰の影響を大きく受けることになります。またADSLの信号でも上り(ユーザから収容局の向き)より、下り(収容局からユーザの向き)の方が高い周波数帯を使用しており、上り信号の方が減衰しにくいという特徴もあります。

これをそれぞれ15字以内でまとめると

①ISDN等外部環境によるノイズ(15字)
②収容局からの距離による減衰(13字)

となります。


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