CCIEへの道 その5 CCIEのラボ試験時の心構え
CCIEラボ試験を合格を目指している方に、ぼくが考えるラボ試験のときの心構
えをお話します。
- 最初に全体の問題を読む
- IGPを始める前に、各ルータのルーティングテーブルを予想しておく
- 問題の解釈が不明確な点はプロクターに確認する
- ドキュメントで検索したページはあとで見直しできるようにブックマーク
- 各ルータで作成したアクセスリスト、ルートマップなどはメモに控えておく
- 設定があっているはずなのに、動作しないときはとりあえずリロード
- 午前中にはIGP、午後3時ぐらいには一通り終わるぐらいの時間配分で
- 昼休みに入るとき、設定が一通り終了したときはリロードしておく
ぼくは、新しい試験の中身は知りませんが、この心構えは共通しているでしょ
う。
まず1点目の「最初に全体の問題を読む」はラボ試験で問われる全体像を把握
することを考えます。時間が厳しい、厳しいといわれているので、すぐにはじ
めたくなりますが、そこをぐっとこらえます。もちろん、細かく全部問題を読
むことは無理ですが、問題のタイトルをざっと眺めていくことで、全体像を頭
の中に入れておきます。
2点目の「IGPを始める前に、各ルータのルーティングテーブルを予想しておく」
も全体像を把握することです。ラボ試験ではルーティングができないとお話に
なりませんので、ルーティングを完璧に設定する必要があります。だいたいラ
ボで現れてくるルートの数は20~30個ぐらい。それらのルートが各ルータでど
んな風に見えるようになればいいかをあらかじめ想定しておきます。できれば、
メモに各ルータのルーティングテーブルを書いておくといいでしょう。こうし
ておくと、もし、トラブルがあったときやうまくいかないとき、どこのルータ
がおかしいのかがわかりやすくなります。
3点目の「問題の解釈が不明確な点はプロクターに確認する」は基本中の基本
ですね。ただ、プロクターが変わって英語でしか質問できなくなってしまった
そうなので、簡単な英語力も身につけてください。
「ドキュメントで検索したページはあとで見直しできるようにブックマーク」
は、見直しのときの時間短縮に便利です。
「各ルータで作成したアクセスリスト、ルートマップなどはメモに控えておく」
は時間との戦いになるCCIEラボ試験では必ずやっておいたほうがいいでしょう。
いろんなルータでたくさんのアクセスリストやらルートマップなどを作ります。
どこでどんな番号、名前で作っているかがわかっていないと、前の設定を上書
きしてしまったり、適用するときに間違えたりします。そういう細かなミスで
時間を浪費したりするのはもったいないので、メモにきちんと控えておきまし
ょう。
「設定があっているはずなのに、動作しないときはとりあえずリロード」は
Cisco仕様(笑)。リロードしたらうまくいくということがたまにあります。
「午前中にはIGP、午後3時ぐらいには一通り終わるぐらいの時間配分で」とい
うことを意識して、普段の勉強をしましょう。終了時間ギリギリまで設定を変
更しているようでは、たぶん合格できません。
「昼休みに入るとき、設定が一通り終了したときはリロードしておく」のは、
確認するときに必要になります。問題の条件によっては、普通に設定しただけ
では、リロードしたらうまく動かなくなるようないやらしい問題があるので。
こういうことを気をつけて、CCIEラボ試験に臨んでいただければ、合格に近く
なるはず!?