NETWORK MAGAZINE 2008.8 『完全解剖 「名前とアドレス」』
ネットワーク上の通信を行うには、通信相手の「名前」といろんな「アドレス」
が関係しています。
- ホスト名
- IPアドレス
- MACアドレス
あと、「メールアドレス」や「ポート番号」もアドレスの一部ですね。
いろんなアドレスやら名前やら番号が出てきて、こんがらがってくると、
って思うようになるひとつの原因でしょうね、きっと。
ぼくも最初、アドレスやらポート番号、名前がいろんなところに出てきてこん
がらがっていたことがあったなぁと思い出しました。
こんがらないようにするためには、
- 階層モデルで全体像を把握
- アドレスや名前、番号の関連性を把握
することがとても大事です。
たとえば、 ブラウザで「ネットワークのおべんきょしませんか?」の Webサ
イト”http://www.n-study.com/“にアクセスする場合は、
- “www.n-study.com”というホスト名のコンピュータと通信
- HTTPなのでTCP 80番ポートで通信
を行います。
TCP/IPの通信では、最終的にはIPアドレスを指定したIPパケットを相手に送信
します。そこで、
www.n-study.comというホスト名のコンピュータのIPアドレスがなんなのかが
わからないといけません。www.n-study.comのIPアドレスを調べるための仕組
みがDNSですね。
そして、インターネット上のホストと通信するためには、ルータにルーティン
グしてもらわないとけません。まずは、近くのルータ(デフォルトゲートウェ
イ)まで、イーサネットフレームでIPパケットを送信します。そのときにMACア
ドレスが必要です。近くのルータまで送信するためのMACアドレスを調べるの
がARPですね。
関連を簡単にまとめると、
ホスト名:ポート番号
↓ (名前解決:DNS)
IPアドレス
↓ (アドレス解決:ARP)
MACアドレス
です。
こんな感じで、アドレスやホスト名、番号の関連が理解できるようになれば、
まずは初級レベルをクリアできたといえるでしょう。
今回、紹介しているNETWORK MAGAZINEの記事では、アドレス、名前、ポート番
号の関連と、それぞれ個別に簡単な解説が書かれています。
この辺は、ネットワークの基礎の基礎です。この記事を読めば、ざっとアドレ
ス、名前の関連を確認できます。復習にもちょうどよいですね。