CCIEへの道 その4 CCIEの試験概要 ラボ試験 試験問題

CCIE Routing & Switching ラボ試験 試験問題

ラボ試験の試験問題は、A4サイズのクリアフォルダにファイリングされていま
す。ぼくが受験したときは、だいたい30ページぐらいだったと思います。試験
の構成や注意事項、問題の条件が記載されていて、それに従ってがんばってル
ータやスイッチの設定をしていくことになります。

ぼくが受けたころは、試験問題には3種類程度のバージョンがあるようでした。
受験者ごとに問題が違うこともあれば、同じこともありました。バージョンは、
クリアフォルダの色をみればわかりました。同じ色の問題ファイルであれば、
同じ問題でした。今はどうなのかは、定かではないのですが、たぶん変わって
いないでしょう。

CCIE Routing & Switching ラボ試験で問われる内容は、blueprintを参照して
ください。

「CCIE ROUTING AND SWITCHING TRACK Lab Exam Blueprint」

blueprintによると、次のようなカテゴリが試験で問われます。

  • Bridging & Switching
  • IP IGP Routing
  • BGP
  • IP and IOS Features
  • IP Multicast
  • QoS
  • Security

「Bridging & Switching」は、レイヤ2レベルの設定です。主にCatalystスイ
ッチのVLAN設定、そして、フレームリレー環境の設定です。レイヤ2レベルの
設定がきちんとできていないと、そのあとの問題の思いっきり影響します。問
題自体はまったく難しいものではないので、確実に設定して得点できるように
しなければいけないところです。

「IP IGP Routing」は、RIPv2、OSPF、EIGRPのルーティングプロトコルの設定
です。また、ルーティングプロトコル間の再配送やフィルタなども含みます。
ラボ試験では、全部のプロトコルを使います。特に重要なのがOSPFです。OSPF
が一番関わるルータが多いルーティングプロトコルです。でも、その割には配
点があんまり高くないのですが・・・
IGP Routingの設定がきちんとできないと、やっぱり、そのあとの問題に思い
っきり影響します。ある程度、決まった設定パターンがあるので、ここも取り
こぼしがないように注意しましょう。

「BGP」は、そのままBGPについてです。BGPの設定を行うためには、IGPができ
ていないとお話になりません。自分の割り当てのルータでのBGP設定に加えて、
ラボのバックボーンルータとのBGPの設定もあります。また、一つの条件の問
題文がとても長いので、問題文の読み違いがないようにしましょう。
ぼくが受けていたころは、バックボーン経由で他の受験者のネットワークにも
つながっていて、自分のネットワークに関係ないルート情報がたくさんやって
きて混乱した覚えがあります。今はそうなっているのかわからないのですが、
問題をよく読んで、あるべきルート情報をあらかじめしっかりと把握しておく
ことが重要です。

ここまでの3カテゴリで、だいたい配点は55~60点程度になるようです。また、
ここまでは、レイヤ2、レイヤ3のインフラに相当する部分なので、この部分が
ほぼ完璧にできなければお話になりません。これらは、9割以上は確実に設定
できるようにしなければいけません。

「IP and IOS Features」は、IPのアプリケーションレベルのプロトコルや、
IOSに特有の機能に関する問題です。知っているプロトコルや機能であれば、
すぐにわかります。でも、知らないと何から手をつけていいのかわからない・・・
という、とても対策がやっかいなところです。
日頃からCiscoのドキュメントを見ておいて、いろんなプロトコルや機能の設
定方法を知っておくことが重要です。
あと、この部分の試験問題は繰り返し同じような問題が出題されます。2回目
以降の受験のときは、過去の試験の問題をしっかりと復習しておくといいで
しょう。

「IP Multicast」は、マルチキャストルーティングの設定です。ほぼ間違いな
くPIM-SMです。昔はPIM-DMもあって、めちゃめちゃ簡単だったんですが・・・
PIM-SMをベースとして、Bidirectional PIMやSSMなどの派生型やAnycast RPな
どしっかりと押さえておきましょう。
また、CCIEラボ試験はいまどきフレームリレーが大好きです。フレームリレー
上のマルチキャストルーティングもいろいろと考慮しなければいけないことが
あるので、その点もしっかりと勉強しましょう。

「QoS」も、そのまんまQoSの設定です。ルータとCatalystスイッチでは、かな
りQoSの設定でできることが違います。その辺をしっかりと把握して、確実な
設定ができるようにしてください。
あと、「こんな設定、普通やんねーよ!」っていうような設定でも、問題文に
書いてある条件に忠実に設定しましょう。「こんな競って、普通やんねーよ!」
という設定をやるのが、CCIEラオ試験です。

「Security」もそのまんまセキュリティについてですね。パケットフィルタリ
ングやユーザ認証など、基本的なセキュリティ設定がきちんとできるようにし
ましょう。

各カテゴリの配点の目安が次のグラフです。

CCIEラボ試験 カテゴリごとの配点
ccie_lab_haiten.gif

これは、あくまでも目安です。なんで配点がわかるの?というと、問題文に書
いてます。問題文は、↓みたいな感じで、各条件が書いてあります。

[RIP Routing]  【2points】
・--------
・----------------
・----------------

設定すべき条件を表すタイトルがつけられていて、その横に配点が書いてあり
ます。で、条件をぜんぶ満足できたら、その分が得点できるようになっていま
す。(OSPFの場合、やたら条件が多くて問題文も長いのに1点とか2点とかしかく
れません。IP and IOS Featuresなんかだと、問題文1行で2点とか)
カテゴリごとの配点を考えていくと、だいたい上のグラフのような割合になっ
ています。
ちなみに、条件のタイトルは、ヒントにもなるのでよくみておくといいです。