いまだに、個人情報や機密情報がWinnyを経由して流出するニュースがありますね。
一般家庭で、Winnyによる情報漏えいが発生する可能性があるのは、大きく分けて2つのケースです。
一つは、自分でウィニーを使っている時に、間違ってウイルスをクリックし、感染してしまう場合。
二つ目は、自分以外の誰か(例えば子ども)が、自分のPC上でウィニーを使って感染してしまうケースですね。
一つめは、自分の意思でWinnyを使っているのですから、Winnyを使わないか、せめてWinnyを使うPC上に、大事なデータを置かないかくらいしか対策はありませんよね。
2つ目については、家族でパソコンを共有している時に、勝手にWinnyをインストールされてしまった場合にはなかなか防ぐのが難しい問題です。
こういった場合の対策としては、家族、子どもにWinnyを使わないように徹底するか、何らかの対策ソフトを入れる必要があるかと思います。
例えば最近セコムトラストシステムズから、自宅PCに潜むWinnyを検知・無効化してくれるソフトが提供されました。
簡単に言うと、Winny、Share、WinMX、BitComet、LimeWireなどのP2Pソフトをウイルスとして発見してくれるアンチウイルスソフト、といったら良いでしょうか。
また企業向けには、ウイルスバスターの企業向け製品がWinny検出に対応していますね。
ただ、こういうソフトを使う以前に、仕事の書類や個人情報などの大事なデータは家族共有のパソコンには保存せずに、安全なPCにのみ保管することが一番大事だと思います。