インターネットユーザがWebサイトの信頼性を評価することで、色々な人が評価した内容をもとにWebサイトが不正なものかどうかを判断する「Web of Trust」というサービスがあります。主にフィッシングや詐欺サイトを防ぐ効果のあるシステムです。
最近は、メールやWebで、こうした「評判」というものを判断基準とするレピュテーションという技術がはやっています。
レピュテーションと言っても、企業が提供する場合と、今回のWeb of Trustのように、個人の提供する評判と、大きく別れます。個人の場合は、多くの人が参加することができるプロジェクトであれば、つまり人気のあるプロジェクトであれば、それは信頼できるレピュテーション技術に近づくと思います。
また、企業の場合は、どれだけお金をかけて、幅広くWebサイトの評価をできるかにかかっていると言えそうですね。要は母数が大きければ大きいほど、それは信頼できるシステム(評判)になり得るわけです。
ちなみに、このWeb of Trustでは、従来はFirefoxとIEのみに対応していましたが、今回Google Chromeでも拡張機能が使えるようになったということですので、多くのユーザがレピュテーションの恩恵を被る事ができそうで良かったですね。