SNMP復習問題
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SNMP復習問題
■以下のSNMPについての説明の文章中の空欄を下のKey Wordsから選択して埋めてください。なお、Key Wordsは複数回使われるものもありますし、1度も使われないものもあります。
ネットワークを構築したのはいいですが、管理を考えていないとたいへんなことになってしまいます。きちんとネットワークを管理して、どこにどの機器があるのかということを把握しておかないと、のちのちにネットワークを(「拡張」)したいというときに、どっから手をつけたらいいのかわからなくなります。また、トラブルが発生した場合の(「トラブルシューティング」)も非常に面倒になってしまいます。
そこで、ネットワーク機器を管理する仕組みが必要です。各ネットワーク機器のベンダは、(「独自」)のプロトコルを考えたりしていました。しかし、ネットワークがすべて(「同じ」)ベンダの機器で構築されているとは限りません。たくさんのベンダの機器を組み合わせて、(「マルチベンダ」)ネットワークを構築しているかもしれません。ベンダ独自ではなく、(「標準」)のネットワーク機器を管理するプロトコルが必要になってきます。ベンダに依存しない標準化されたネットワーク機器管理のためのプロトコルが(「SNMP」)です。
SNMPは、TCP/IPの(「アプリケーション層」)のプロトコルです。特にデータを送信するためにそれほど(「信頼性」)が求められるわけではないので、下位のトランスポート層に(「UDP」)を使います。UDPポート番号は、(「161」)と(「162」)です。2つのポート番号を利用していることを知っておかないと、(「ファイアウォール」)を超えてSNMPを使えなくなるかもしれないので注意が必要です。(あまりファイアウォールを越えて使うことはないと思いますが・・・)
SNMPで大事なことばとして、(「SNMPマネージャ」)、(「SNMPエージェント」)、(「MIB」)があります。
(「SNMPマネージャ」)はSNMPに対応したソフトウェアをインストールしているコンピュータです。ソフトウェアで有名なのは、ヒューレットパッカードの(「OpenView」)やシスコシステムズの(「CiscoWorks」)などです。
(「SNMPエージェント」)は管理される(「ルータ」)や(「スイッチ」)などのネットワーク機器のことです。さらに、(「MIB」)とはSNMPエージェントの設定情報やSNMPエージェントが収集したネットワークの統計情報が格納されている(「データベース」)です。SNMPでの管理は、(「SNMPエージェント」)のMIB情報をSNMPマネージャから参照したり変更したりすることによって行っています。
MIB情報を参照したり、変更したりするために次の(「5」)つの操作があります。
- (「Get-Request」)
- Get-Response
- Get-Next-Request
- (「Set-Request」)
- Trap
まず、MIB情報を参照したいというときには、参照したい情報のパラメータを指定して(「Get-Request」)で要求を出します。その返事として、SNMPエージェントから(「Get-Response」)が返ってきます。MIB情報は関連したものが連続しているので、その次の情報を見たいというときに、(「Get-Next-Request」)を使います。MIB情報を変更したいというときに、(「Set-Request」)を利用します。
ここまでは、SNMPマネージャが主導です。マネージャからエージェントに対して、アクションを起こしていくという形です。最後の(「Trap」)は、その逆でSNMPエージェントからマネージャに対してアクションを起こします。なにかのパラメータに対してある(「しきい値」)を設定しておき、そのしきい値を超えたらSNMPエージェントからマネージャに対してTrapを送信します。
Trapを利用することによって、障害が発生する予兆を見極めたりすることができます。
SNMPを使う上でとても大事なことは、SNMPマネージャとSNMPエージェントが(「IP」)で通信できなければいけないということです。これをIPリーチャビリティとかIPコネクティビティとかいったりします。まずは、ただしくネットワークを構築して、きちんとIPコネクティビティを確保した上でSNMPを利用したネットワーク管理を行うことができます。
Key Words
「SNMP」「SMTP」「物理層」「セッション層」「しきい値」「ルータ」「POP3」「インターネット層」「アプリケーション層」「162」「MTA]「UTP」「UDP」「トランスポート層」「Get-Request」「サーバ」「IPX」「TCP」「ネットワークインタフェース層」「IP」「トラブルシューティング」「一定値」「Set-Request」「イーサネット」「SNMPエージェント」「4」「Trap」「スイッチ」「解体」「MIB」「パフォーマンス」「23」「Trap」「SNMPマネージャ」「拡張」「冗長性」「独自」「セキュリティ」「信頼性」「標準」「ファイアウォール」「80」「50」「ウィルスバスター」「161」「ルーティグ」「スイッチング」「DLSW+」「CiscoWorks」「アクセスリスト」「OpenView」「VLAN」「同じ」「データベース」「マルチベンダ」「スプレッドシート」「5」「Get-Response」「Get-Next-Request」