来週(1/30)、Windows Vistaのコンシューマ向けパッケージの発売です。Vista
発売に合わせて、日経NETWORKで特集があったのでレビューのネタにしてみま
した。

『Windows Vistaネットワーク完全ガイド』と題して、Vistaのネットワーク機
能にフォーカスした特集です。Vistaのネットワーク機能を

Part1:LAN、TCP/IP編
Part2:Windowsネット編
Part3:セキュリティ編

の3つのパートに大別して紹介しています。

3つのパートの中で、普段からネットワーク技術全般に関わっている立場から
すると、Part1のLAN、TCP/IP編が一番気になりました。ネットワーク機能の最
も基本的な部分がLANやTCP/IPの実装ですからね。

Part1の内容を見てみると、今まで知らなかったVistaのLAN、TCP/IPの機能が
たくさんありました。Vistaの機能はグラフィックやユーザインタフェースに
注目されがちで、そういった機能の解説はよく目にしていました。一番目立つ
わかりやすい機能だからですね、きっと。
でも、LANやTCP/IPの実装はあまり目立たない機能なので、それらについての
解説を見かけることは少なかったんでしょう。ネットワーク技術の専門誌の日
経NETWORKならではって気がしました。

面白いなと思ったLANの機能が、ネットワークマップ機能です。LAN上の機器を
探し出して、ネットワーク構成図を描くことができるそうです。ネットワーク
マップのためには、LLTD(Link Layer Topology Discovery)、UPnP(Universal Plug & Play)、
WSD(Web services on Devicee)などの複数のプロトコルを利用するようです。
この辺のプロトコルの詳細については、触れられていませんが、どのような仕
組みなのか興味深いところです。

他にもTCPの実装を現在のブロードバンド環境に合わせて、少し変更されてい
ます。RWIN(Recieve Window)のサイズを最大16Mバイトとしています。TCP通信
のスループット向上に備えています。
また、ECN(Explicit Congestion Notification)に対応し、ECNと連携してTCP
のフロー制御機能も実装されているようですね。ネットワークの混雑を早期に
検出して、回避しやすくなります。

さらに、IEEE802.1Xの動作やデフォルトゲートウェイの切り替えなどの機能も
現在よりも強化されています。

ネットワークマップやTCPの実装の変更は、他のデバイスに依存してどの程度
使えるかが変わってきます。でも、しばらくすればWindows Vistaの環境がか
なり広まって、ネットワークマップ機能やより効率のよいTCP通信などの恩恵
をこうむることができそうです。

Vistaの「見た目」以外のネットワーク機能について知りたいなと思っている
方には、今回の日経NETWORKの記事はとても参考になるでしょう。

Vistaは、Amazonなどのネット通販でも購入可能です。AmazonでのVistaのペー
ジは下記のとおりです。

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