平成14年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅰ問4設問3解答と解説
目次
解答
(1)登録されたメールアドレスに確認メールを送り、メールアドレスにエラーがないことを確認する。(44字)
(2)メールアドレスを登録するときに、メールアドレスを2回入力させるフォームにする。(39字)
解説
(1)
この設問は、トラブルのケース3への対応です。常識的に考えれば、すごく簡単な問題です。
携帯電話を利用している登録会員から、”メールが配信されない”との苦情が多く寄せられるようになった
というトラブルへの対応ですね。
このトラブルの原因として、一番ありそうなことが、登録されたメールアドレスが間違っていたことです。間違ったアドレスに対して、メールを送っても配信されるはずがないですから。
そこで、メールアドレスの登録時にきちんとそのアドレスが有効かどうかを確認することによって、こうしたトラブルを防ぐことができるでしょう。そのためには、登録時に「登録されましたよ!」という確認メールを送ることで可能です。もしも、確認メールが届かなければ、正常に登録されていないことがわかるので、再登録しなければいけないことがわかります。
いつも配信している「ネットワークのおべんきょしませんか?」も登録時に確認メールが届いたと思いますが、それと同じ仕組みですね。
(2)
メールアドレス登録時の間違いを防ぐために、どんなことをすればいいのかということを答える問題です。これも、一般的に良く行われていることですから、すぐにわかるでしょう。
メールアドレスの登録時の間違いを防ぐためには、
・フォームで2回入力する
・JavaScriptでメールアドレスの形式をチェックする
ことがよく行われています。
2つの入力フォームの中のメールアドレスが一致しなければ、どちらかが間違っているとみなすわけですね。でも、この方法だとコピーされると意味がなかったりするのですが・・・
あと、アドレスの形式をチェックすることもあります。メールアドレスですから、必ず「[email protected]」といった形式になるはずです。「@」をはさんで左側がユーザ名、右側がドメイン名という形式ですね。しかも「半角」です。
パソコンの初心者の方は、半角と全角の区別がつかずに、メールアドレスを全角で入力することがよくあります。そういったメールアドレスの入力形式のミスをJavaScriptでチェックすることが可能です。
一応、解答としては2回入力させることにしましたが別解として、
会員登録時に入力されたメールアドレスの形式をJavaScriptでチェックする。(40字)
でもいいでしょう。
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