平成14年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅰ問4設問4解答と解説

目次

解答

(1)旅ガイドの配信を日中の勤務時間外に行うようにする。(25字)

(2)MMサーバを旅ガイド配信専用のサーバとし、インターネットとのメール中継を行うサーバを新規に設置する。(49字)

解説

(1)
この設問は、トラブルのケース4への対応です。この問題も特に難しく考える必要はないでしょう。

旅ガイド”の送信が行われている日中の勤務時間において、E社の社員と社外と交換するメールが、通常より遅延することがあった

というトラブルへの対応ですね。
社内と社外のメールの交換は次の図のようになっています。

この図の通り、社内と社外(インターネット)とのメール交換は、MMサーバが中継しています。そのため、MMサーバで旅ガイドの配信を行っているときは、通常よりもMMサーバに負荷がかかってしまうため、メールの中継の処理に影響がでてしまって、メールに遅延が発生してしまうことが考えられます。

ということは、解決方法として、MMサーバに負荷がかかる旅ガイドの配信スケジュールをちょっと工夫してあげればいいわけですね。メールの中継は、勤務時間内に行われることがほとんどなので、旅ガイドの配信を勤務時間外に行うようにスケジュールを調整してあげれば、ケース4のトラブルに対処することができるでしょう。

ただ、旅ガイドの登録会員の中には、携帯メールのユーザもいるので、夜中に配信するのは避けた方がいいでしょう。

(2)
旅ガイド配信時間のスケジュールを調整する方法は、あくまでの対症療法になってしまいます。配信ガイドの送信を勤務時間内にしなければいけないといった制約があれば、(1)の解決方法はできなくなってしまいます。

サーバに負荷が集中して、処理が遅くなっているわけですから、そのサーバの処理を分散させるため、いまのMMサーバは旅ガイド配信専用のサーバとして、社内とインターネットとの間でメールを中継するサーバを別途設置することによって、メールの遅延はなくなるでしょう。

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