CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part2 TT02 (v4向け)
※ ネットワーク構成は↓よりご覧ください。
CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part2 問題 (v4向け)
目次
問題
2.R1-R5のPPPリンクでAuto QoSの設定を行っています。Auto QoSがうまく動作していません。Auto QoSが正常に動作するようにしてください。ただし、R5でBWを明示的に設定してはいけません。
トラブルの解決
R1 ---- interface Serial2/1 no auto qos voip no bandwidth 256 encapsulation ppp no fair-queue auto qos voip ----
トラブルの症状と原因、切り分け
【R1とR5のBWが異なっている】
R1ではSerial2/1のBWとして128kbpsが設定されています。一方、R5のSerial2/1のBWはデフォルトの1.5Mbpsです。PPPリンクでAuto QoSを行う場合、インタフェースのBW 768kbpsを境として、自動的に生成される設定が異なります。
768kbpsよりも小さいBWの場合、自動的にマルチリンクPPPを形成し、フラグメントやインターリーブの設定が行われます。
R1側でマルチリンクPPP+フラグメント/インターリーブの設定が生成されます。
一方、R5側ではマルチリンクを行いません。その結果、R1-R5間の通信ができ
ない状態です。
R5のBWを明示的に設定してはいけないので、R1側のBWをR5に合わせます。R1でいったんAuto QoSを無効化して、BWをデフォルトに戻し、再度、Auto QoSを有効化します。
R1 ---- interface Serial2/1 no auto qos voip no bandwidth 256 encapsulation ppp no fair-queue auto qos voip ----
トラブルの仕込み
R1 ---- interface Serial2/1 no auto qos voip bandwidth 256 auto qos voip ----