CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part1 TT03 (v4向け)
※ ネットワーク構成は↓よりご覧ください。
http://www.n-study.com/network/2015/05/ccie_routing_switching_trouble_1.html
目次
問題
3.Host1とHost3の通信ができません。Host1とHost3の通信ができるようにしてください。
トラブルの解決
R4 ---- interface Ethernet0/0 ip vrf forwarding VPN ip address 10.4.12.4 255.255.255.0 ! router bgp 100 address-family ipv4 vrf VPN redistribute ospf 25 vrf VPN match internal external 1 external 2 ----
R13 ---- router ospf 1 redistribute eigrp 1 subnets ----
トラブルの症状と原因、切り分け
【R4 E0/0がVRFに割り当てられていない】
PEルータは、接続するCEルータに応じてインタフェースをVRFに割り当てます。適切なVRFの割り当てが行われていなければ、PEルータとCEルータの通信ができません。PEルータであるR4はEthernet0/0を介してCEルータであるR12と接続しています。R4のEthernet0/0をVRF VPNへ割り当てる必要があります。
R4 ---- interface Ethernet0/0 ip vrf forwarding VPN ip address 10.4.12.4 255.255.255.0 ----
【R13でEIGRPからOSPFへの再配送が行われていない】
Host3はEIGRPドメインに含まれています。そして、R4-R12-R13はOSPFドメインです。EIGRPドメインのHost3のルートを、OSPFを通じてPEルータのR4までアドバタイズするには、再配送が必要です。EIGRPとOSPFドメインの境界となるR13でEIGRPからOSPFの再配送を行います。
R13 ---- router ospf 1 redistribute eigrp 1 subnets ----
【R4でOSPF外部ルートがMP-BGPへの再配送対象になっていない】
R4でOSPFによって学習したルートをMP-BGPに再配送して、他のPEルータにアドバタイズします。VRFのOSPFではループ防止のために、デフォルトでは外部ルートをMP-BGPへ再配送しません。VRFのOSPF外部ルートをMP-BGPへ再配送するには、明示的に指定します。
R4 ---- router bgp 100 address-family ipv4 vrf VPN redistribute ospf 25 vrf VPN match internal external 1 external 2 ----
トラブル仕込み
R4 ---- interface Ethernet0/0 no ip vrf forwarding ip address 10.4.12.4 255.255.255.0 ! router bgp 100 ! address-family ipv4 vrf VPN no redistribute ospf 25 vrf VPN match internal external 1 external 2 redistribute ospf 25 ----
R13 ---- router ospf 1 no redistribute eigrp 1 subnets ----